2020年【ソニー フルサイズミラーレス一眼】初心者が買うべきおすすめレンズ7選

三重県伊賀市 大山田B&G海洋センター 2020/4/4

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こんにちは、Yutoです。

初心者の頃にあった悩み
  • できるだけいろんなものが撮れるレンズが欲しい
  • レンズを選ぶ時ってどこを見ればいいの?
  • 価格はあまり高くないのが良い

初心者じゃなくなった今だからこそ、初心者にオススメなレンズをご紹介します。

レンズの用語や選び方がさっぱりわからないという人は
「レンズを選ぶ時に見るべきポイント」にわかりやすく解説しています。

とにかくオススメレンズが知りたいという人はこちらから飛んでください。

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▼この先、記事が続きます。
目次

レンズを選ぶ時に見るべきポイント

はじめに用語解説

AF
オートフォーカスの略。
自動でピントを合わせてくれます。

MF
マニュアルフォーカスの略。
手動でピントを合わせます。

明るいレンズ
f値が小さいレンズのことです。
一般的にF1.4〜2.8のレンズを明るいレンズと呼びます。

フォーカスリング
ピントを合わせるリングです。

りリング
絞り(F値)を調整するリングです。

レンズ名だけである程度の情報が読み取れる

レンズの名前で焦点距離・開放絞り値(明るさ)・その他特徴がわかります。

メーカーによって名称は異なりますが、ソニーの場合はこのようになっています。

  • SONY…メーカー名
  • FE…35mmフルサイズ対応レンズ
  • 24-70mm:焦点距離(24〜70mmに対応している)
  • F2.8:F値(絞りを最大まで開けた時は2.8)
  • GM:グレード(Gマスターレンズ)

その他、ソニーのレンズ名称にはこのような記号が見られます。
タムロンやシグマなど他社のレンズはマウントが同じでもソニーとは異なった記号がついています。

レンズ名称で見るべきポイント

■焦点距離

レンズがカバーする画角です。
24-70mmとなっているのはズームレンズ。
35mmとなっているのは単焦点レンズです。

■絞り最大開放値

F2.8となっているものは最大の開放F値は2.8となっています。
F1.4なら最大の開放F値は1.4です。

数字が小さいほど明るいレンズと言われます。

■グレード

通常、グレードが高いほど良いレンズです。
ソニーの場合はGM(Gマスターレンズ)>G(Gレンズ)>無印があり、Gマスターから順にグレードが高いです。

グレードが高いレンズほど性能が良い

例えば同じ画角をカバーしているGレンズよりもGマスターレンズのほうが明るいレンズ(F値を小さくできる)だったり、最短撮影距離が短くて使いやすいなどの特徴があります。

焦点距離

焦点距離によって写真のイメージはかなり変わります。

三重県津市 ミツマタ群生地 2020/6/14
焦点距離14mm
三重県度会町 宮リバー度会パーク 2020/6/16
焦点距離90mm

自分がイメージしている写真は被写体とどのくらいの距離感なんだろうということを考えます。
近くにあるものを写す場合は広角、遠くにある山を写す場合なら望遠とそんなイメージです。

絞り開放値

こういう人は明るいレンズ(F値を小さくできる)がオススメです

  • ボケた写真を撮りたい
  • 暗いところ(室内・夜)で写真を撮りたい
  • 星空を撮りたい
  • 花を撮りたい
  • 日常風景を撮りたい

こういう人は明るいレンズ(F値を小さくできる)じゃなくても大丈夫です

  • ボケた写真をあまり撮らない
  • 風景写真がメインだ
  • 暗いところ(室内・夜)であまり撮らない
F値が小さいほど明るいレンズ(F値を小さくできる)です
明 1.4>1.8>2.8>4>5.6 暗

最短撮影距離

三重県鈴鹿市 白子港緑地公園 2020/2/13
撮影機材:Sony α7II + FE 24mm F1.4 GM

被写体に近づける距離です。
近いほど撮影がしやすいです。

レンズ名には出ていない情報なので、あまり見ない情報かもしれませんが、実は写真を撮るうえでかなり重要な要素の1つです。

同じ焦点距離でも撮影最短距離が違うだけで別レンズのように感じる

例えばこの写真です。
よく望遠レンズで撮りましたか?といわれますが、実は広角の24mmで撮ってます。
FE 24mm F1.4 GMは最短撮影距離が0.24m(24cm)なので、ぐっと被写体に寄って撮影することができます。

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重量

ミラーレスになってから機材の軽量化はかなり進みましたが、それでも重たいレンズは残っています。
レンズはできるだけ軽いほうが、撮影の機動力は上がります。

レンズの重量が変わる傾向
  • 明るいレンズ(F値を小さくできる)ほど重たい
  • ズームレンズより単焦点レンズのほうが軽い
  • 焦点距離が伸びるほど重たい

レンズフィルター径

丸型のフィルターをよく使うという人は見ておくべきでしょう。
ちなみに僕はわりとよく見ている項目です。

レンズ本体に「Φ」という記号で表記されています

NDフィルターを使うことが多いので、レンズフィルター径ごとにNDフィルターを揃えていると大変なことになってしまいます。
同じレンズフィルター径のレンズであれば、NDフィルターは使い回すことができます。

同じ焦点距離・開放絞り値でもメーカーによってはレンズフィルター径が違うこともあるので、よくフィルターを使う人は確認してみてください。

(例)
SONY FE 24mm F1.4 GM
レンズフィルター径67mm

SIGMA 24 mm F1.4 DG HSM | Art
レンズフィルター径77mm

一方でタムロンはレンズフィルター径を67mmで揃えています。

ちょっとマニアック 絞り羽根

三重県四日市市 塩浜 2018/11/23
撮影機材:Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

太陽や電灯など明るい光源を絞って撮影すると光芒があらわれます。
「ウニ」「ウニウニ」とか呼ばれています。

この光芒の数は1つの光源につき18本出ています。
写真を撮影したFE 24-105mm F4 G OSSは絞り羽根枚数が9枚あります。
18本なのでちょうど絞り羽根枚数の2倍ですね。

光芒の本数はレンズの絞り羽根の枚数によって変わります。

これは全てのレンズに当てはまっているので、光芒による違いを出したいという方は、絞り羽根枚数を確認しましょう。
ちなみにソニーEマウント用のレンズはサードパーティー(シグマ・タムロンなど)も含めて、絞り羽根枚数は全て奇数となっています。

ウニウニの好みが偶数タイプの人でもマウントアダプタをつけて他社のレンズを使うことができます

解像度重視な人は MTF曲線

MTF曲線の説明は専門的で難しいことが多いので、ここではわかりやすいようにざっくり説明だけにしておきます。

基本的に高いところに線があるといい
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MTF曲線は各レンズの公式サイトや、販売ページにあります。

10本/mmと30本/mmの特徴

10本/mm線
コントラストの高低を示します。
高いとクリアで抜けの良い描写ができます。

30本/mm線
細かいところの描写力です。
実際に解像をする能力ですね。

10本線は見た感じの解像感
30・40本線は実際の解像です

両方高くないとこんなことが起こります
①10本/mm線が高く、30本/mm線・が低い:
抜けが良いように見えるけど、拡大すると被写体を解像していない
②10本/mm線が低く、30本/mm線が高い:
モヤッとしたように見えるけど、拡大するとちゃんと解像はされている

MTF曲線が良い・良くないレンズの特徴

MTF曲線が良いレンズ

  • 単焦点レンズ
  • 明るいレンズ(F値を小さくできる)

MTF曲線が良くなりにくいレンズ

  • 高倍率ズームレンズ
  • 明るくないレンズ

設計がシンプルな単焦点レンズ、たくさん光が入れられる明るいレンズ(F値を小さくできる)は解像度が高くなり、MTF曲線が良い結果になりやすいです。
反対に高倍率ズームレンズなどは設計に無理が出てくるため、広角側では良い結果になっていても、望遠側や絞り開放の時はあまり良くない結果になっていることも少なくありません。

MTF曲線が悪いからといってダメなレンズではない

現在販売されている最新モデルのレンズはMTF曲線が悪いからといってダメなレンズなのかというと、そうではありません。
むしろ一般的な使用方法であれば致命的に解像度が低いなどということはまずありません。

たしかに高倍率ズームレンズの望遠側は、同じ画角の単焦点レンズに比べて解像度が落ちているのはわかりますが、それで撮った写真が使い物にならない、といったことはないのでご安心ください。

自分のイメージにあった写真が撮れるレンズを選ぼう

解像度が高いのは重要ですが、それよりも大切なのは、イメージしている写真が撮れるかどうかです。

純正(ソニー)とサードパーティー(シグマ・タムロンなど)の違い

純正レンズのメリット

  • カメラと相性が良い
  • カメラとレンズを一緒にメンテナンスしてもらえる
  • 高性能・高品位

純正レンズのデメリット

  • 価格が高い

サードパーティのメリット

  • 価格が安くコスパが良い
  • 性能は純正とあまり変わらない
  • 純正よりコンパクトで軽い(タムロン)

サードパーティのデメリット

  • カメラとレンズのメンテナンスを一緒にできない

質で選ぶなら純正・コスパを選ぶならサードパーティ

純正レンズは、自社カメラに対して自社レンズなので、相性は最高です。
カメラの性能とレンズ性能を最大限に活かした撮影ができるでしょう。

質で選ぶなら純正を選べばまちがいなし!

とはいえサードパーティも純正レンズより圧倒的に劣るということはないです。
一部のレンズは純正よりも優れているのではないか?と思われるものもあるぐらいです。

また、サードパーティレンズは値段も純正の半額以下になっているものもあるため、価格を抑えたい人向けです。

コスパ重視ならサードパーティもオススメ!

予算に限りがない人はGMレンズがおすすめ

基本的にレンズ性能や解像度・描写力は価格に比例すると考えてもいいです。
同じ焦点距離なのに、ちょっと開放絞り値が違うだけなのになぜこっちはこんなに価格が高いんだ?といった時は、以下のような理由があります。

  • 解像度が高い(レンズの材質やコーティングが高品質)
  • 最短撮影距離が近い
  • レンズサイズが小さい・軽い

などといった理由があります。

初心者向けオススメレンズ ベスト4

とりあえず、初心者が買って失敗しないレンズはこの4本です。

FE 24-105mm F4 G OSS / フルサイズ最初の1本に

【表現力】あっさりした色味でレタッチしやすい
【操作性】AF/MF切り替えボタン・手ぶれ補正ON/OFF切り替えボタン
【携帯性】旅行に持ち出せる
【機能性】手ぶれ補正がしっかり効く

旅行が好きな人には最もオススメです。
僕自身も旅行にはよく行くのですが、その時に持ち出せる最大サイズのレンズかなという感覚です。

ミラーレス一眼デビューした人はこのレンズを持っておけば
旅行写真、上手いよねって言われるようになります。

自分自身が一番最初に買ったレンズです

24mmの広角域から105mmの中望遠域までカバーしています。
70mmだとちょっと足らないというところから35mm伸ばせるのが旅行中に便利ですね。
旅行中って自分が思うように動けなかったりしますよね。
そんな限られた動きの中でズームを伸ばして撮りたい写真を撮れるというのが最高です。

手ぶれ補正がすごく効きます。
一般的にブレないシャッタースピードは「1/焦点距離 秒」です。
例えば100mmで撮る時は1/100秒だったら被写体はブレません。
1/50秒は

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FE 35mm F1.8 / ポートレートをしたい人におすすめ

【表現力】解像度が高い・周辺露光落ちがある
【操作性】AF/MF切り替えスイッチあり・フォーカスロックあり
【携帯性】300g以下 軽量コンパクト
【機能性】AFは高速・精度良し

35mmのレンズをオススメする理由は広すぎず狭すぎず、自分の見たままに近い感覚だからです。
特にポートレートを撮りたいと思ってる人にオススメですね。
ポートレートにおすすめなレンズ7選もお読みください。

一眼で写真を撮る最初の醍醐味は自分で撮った写真が綺麗にボケることです。
ボカしたい!と思う場合はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

フルサイズカメラで撮るF1.8の写真はかなりボケます。
初心者で綺麗な写真を撮りたい人に本当にオススメです。

スマホの画角は28mm〜35mm相当であることが多いです

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SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN / 万能高性能で価格も手頃

【表現力】ズーム全域でシャープな描写が可能です。
【操作性】ソニー・タムロンとピントリングが逆回しです。
【携帯性】純正より軽いです。
【機能性】ズームロックあり

望遠以外はなんでも撮れると評されています。
高画素機のα7RIVに付けて撮影しても申し分ない解像度があります。

レンズのスペックが高性能なので、本格的な撮影ができます。

ソニーの大三元よりも軽く、値段は半額ほどという強みがあります。
F2.8通しなので、F4標準ズームに比べるとずっしりしています。

より軽いFE 35mm F1.8と併用して使う人が多いです。

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TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD / シンプルな標準ズーム

【表現力】28mmスタート
【操作性】AF/MF切り替えスイッチがない
【携帯性】大口径標準ズームの中ではかなり軽い
【機能性】手ぶれ補正機能がない

28mmからはじまるので、APS-Cの画角の感覚を持っている人は違和感なく使えます。
F2.8でちょっと焦点距離が長いので、ポートレートを撮りたい人にもオススメです。

レンズにボタンがついていないので、操作性は非常にシンプルです。

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予算に上限がない人はこっちがオススメ

SONY FE 24-70mm F2.8 GM / 単焦点並みの描写力

【表現力】単焦点レンズに見劣りしない描写力
【操作性】ピントリングが勝手に動かないほどの程よい硬さ
【携帯性】結構重たい
【機能性】AFが速くて正確

ソニーの大三元レンズの1つです。
ズーム全域を通して単焦点レンズ並みの描写力があります。
880gオーバーと重たいですが、レンズを付け替えることなく24〜70mmで優れた描写力があるため、持ち運び自体は便利です。
単焦点レンズだと何本も持ち運ぶ必要がありますが、一本で済ませることができます。

風景・スナップ・ポートレートなどオールジャンル本格的な撮影ができます。
そしてソニーのGMシリーズのレンズなので、単にカメラとの相性が良いだけでなく、純正最高グレードということでカッコイイですよね。
ファッションでいえばディオールとか、車でいえばレクサス・ベンツみたいなところです。

ピントリングが勝手に動いていかないほどの程よい硬さになっています。
花火の撮影時などは勝手にピントがズレるとめちゃくちゃ困るので、それがないというので重宝します。

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SONY Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA / 何もかも芸術的に写してしまう

【表現力】シャープな描写・開放で周辺露光落ちあり。すぐれたボケ
【操作性】絞りリングあり
【携帯性】24-105 F4とあまり変わらない重たさ
【機能性】AFが速い

描写力に全てをかけているようなレンズです。
単焦点ですが、650gを超える重たさです。長時間持ち運んでいるとちょっと疲れてくる重たさですね。
つまり重たくても良い写りを求めているという人向きですね。

F1.4はめちゃくちゃボケます。
F2.8でもよくボケるなーと思いますが、比べるとやっぱりF1.4のボケかたは一味も二味も違います。

ボケると映画みたいになって楽しいです。
今は撮影後の画像編集で簡単に映画のような雰囲気にも加工できるので、個人で映画撮影のようなことをできる時代になっています。

風景・ポートレートを撮る人に向いています。

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SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA / 50mm単焦点で描写力重視したい人向け

【表現力】解像度が高く、ボケが滑らか
【操作性】絞りリングとピントリングあり
【携帯性】750gを超えており結構重め
【機能性】AFは速い・暗所ではピントが迷うこともある

50mmレンズの中でも大きく、値段も高いですが、そのぶん描写力やボケはめちゃくちゃ優れているレンズです。

スナップやポートレートを撮る人に向いています。
重たいですが、それよりも描写力を重視したいという人にオススメですね。

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