こんにちは、Yutoです。
- 三重県で写真が撮れる場所を探している
- 三重県で日常風景を撮ってみたい
- 夏らしい風景はどこがあるの?
具体的な撮影地・被写体を紹介しています。
また、これから紹介する「夏は幻」は参考になる写真もりだくさんです。
僕が尊敬する写真家のIskaさんという方が「夏は幻」という作品集を出版されました。
地方で日常風景を撮影して作品にするきっかけはIskaさんの作品を見たことです。
何気ない日常でも作品として仕上げることができるのだということがわかったのは大きな衝撃でした。
全150ページ以上にもなっている大作です。
ノスタルジックな作品や、日常風景が好きな方はぜひ。
さて、今回の記事は夏は幻で載っているような作品を三重県でも撮れるのかということを検証しました。
夏は幻は関西がメインで三重県で撮影しているわけではありませんが、なんだか似たような雰囲気の場所はある気がするということが検証したきっかけです。
結論から言うと三重県は夏は幻をおおいに感じることができます。
理由としては、三重県にも昔ながらの風景はたくさん残っていることです。
特に南部(南伊勢町・志摩市・鳥羽市・紀北町・尾鷲市・熊野市など)は昭和の雰囲気がそのまま残っている場所も少なくないです。
今の20代以上の人であれば、子どもの頃に虫取り網や、海岸での花火、駄菓子屋に行った人も多いのではないでしょうか?
そんな世界が今もなお残り続けている素敵な場所がたくさん残っています。
三重県で夏は幻を感じられる場所
海と山が近い街は撮りやすい
海と山が近い街は、地上と空の配分が良いです。
平野部だと障害物が少なすぎて、空が広くなりすぎてしまうことが多いのですが、山が近くにあることでいい具合に空白が埋められます。
海の周りにある街、つまり漁師町や漁港は情緒ある町並みになっていることが多いです。
ごちゃっとした感じとか、サビたガードレールがいい味を出しています。
尾鷲:須賀利
昭和30年代の街並みが今も現役で残っています。
街全体に階段が多く、あちこちから展望できるのが特徴的です。
瓦だけの俯瞰図がいい感じです。
いかにも夏という風景が楽しめます。
鳥羽:中之郷
鳥羽の中之郷のあたりは緑が多いだけでなく丘の上に街があります。
個人的に「夏は幻」の雰囲気を感じられる場所は街が立体的に広がっている場所です。
鳥羽:石鏡
鳥羽市街地から20分ぐらい走ったところにあります。
太平洋に面したところにある街です。
階段と坂でできたような街です。
南伊勢:迫間浦
迫間浦も海と山が近く、街が立体的です。
東にも西にもひらけているところがあるので、午前でも午後でも撮りやすいです。
志摩:大王
大王は、志摩でもっとも「夏は幻」を感じられる場所といえるでしょう。
町自体に階段が多く、海との距離感もほどよいです。
また絵描きの町と呼ばれるほど良い風景が多く、日常風景を撮る場所としては最適です。
観光地として駐車場も整備されているのでアクセスもしやすいのが良いですね。
夏は幻を感じられる被写体
入道雲
夏といえば入道雲。
晴れた日にもくもくと湧き上がってくる様は夏らしさを感じますよね。
入道雲は数十分〜数時間の間で発生します。
基本的には中望遠ぐらいで撮影すると迫力が出ることが多いのですが、まれに近くで発生すると広角で撮影しても大迫力な入道雲が出現します。
神社
夏といえば神社。
夏祭りの会場が神社であることも多く、たくさんの人が思い入れのある場所でしょう。
鳥居や石灯籠、階段など、色々なものがあります。
神社で告白したなんて人も多いのではないでしょうか。
ストーリー性ある写真が撮れるでしょう。
海沿いの堤防
海沿いの堤防は夏を感じやすいです。
背景が海と空というシンプルなものなので、手前のガードレールやカーブミラーを綺麗に配置しやすいというのも特徴ですね。
犬の散歩をしている人をシルエットにしたりするのも良いでしょう。
逆光
夏の夕暮れはノスタルジーにひたったり、切なさを感じられます。
日中の強い光に対して、やさしくドラマチックな光になるのが夕方。
そのギャップがまたたまらないですね。
日中に比べると涼しくて撮りやすいというのもいいです笑
坂道
スナップの味方「坂道」です。
被写体に困ったら坂道や階段を探しましょう!
どことなくノスタルジーを感じられたり、ストーリー性が出たりするのも坂道です。
電柱
写真を撮る時は邪魔になりがちな電柱。
しかし、僕たちが普段から目にしている電柱は日常風景を演出するための心強い味方です。
普段から目にしているからこそ日常を演出できます。
特に坂道と組み合わせて撮ると良いです。
踏切
踏切は写真にぽっかりあいた空白をやさしく埋め合わせてくれます。
警報機や遮断機に加えて線路があるのもいい味を出してくれる要因ですね。
おすすめは雲がある日中か、夕方。
夕方は条件がよければ日没後に雲がオレンジや赤に染まります。
すなわち夕焼けですね。
夏は幻を感じられそうな機材
使った機材
ソニー
日常風景を撮る時は、ミラーレス一眼のような軽い機材はものすごく使い勝手が良いです。
基本的には24-105 F4のような便利ズームをつけておきます。
基本的に夏の日常風景を撮るなら24-105を持っておけば間違いないでしょう。
一方で24mmの単焦点レンズを使っている時もあります。
ボケを使いたい時や暗いところで便利です。
ニコン
サブ機として、ニコンの機材を持っています。
氷点下以下の気温や水場など、ミラーレス一眼にとって厳しくない環境であれば、ミラーレス一眼のほうが軽いため、基本的にはサブです。
サブ機を使う時は以下の2点です。
・メイン機のバッテリーが心もとないとき
・メイン機に単焦点レンズをつけているとき
メイン機が使えなくてもサブ機でなんとかできることがあれば、長期間の撮影でも安心ですね。
あればいいなと思ったレンズ
日常風景を撮る時は、50〜85mmの焦点距離のレンズが欲しいなぁと思うことが多々ありました。
50mmは日常的な景色を部分的に切り取ります。
85mmは駅のホームなど抜けが良いところを切り取ります。
このあたりの画角はボケも綺麗になってくるので、F値が小さくできるレンズがあると良いですね。
コメント
コメント一覧 (2件)
ご無沙汰しております。
Yutoさんバージョンの「夏は幻」、素敵でした。
特に尾鷲(須賀利)の作品が印象深いです。
日常の風景を作品に仕上げるというのは、「言うは易く行うは難し」
と思っています。Yutoさんの作品を脳裏に記憶して、自分なりに
日常を切り取って、作品に昇華できればと思います。
たくさんヒントを頂きました。ありがとうございます。
勝兜さん
ご無沙汰しております。
ありがとうございます!
日常風景を作品に昇華できることで、写真の楽しみ幅が大きく増えます。
ぜひやってみてください☺️