9月にオススメの被写体や撮影スポットを紹介

こんにちは、Yutoです。写真を撮って生活しています。

9月の暑さはピークは過ぎたものの、まだまだ暑い日が続く、そんな時期ですね。
ガンガンの夏〜秋への移り変わりを感じられる被写体があらわれる時期です。

この記事では

  • 夏の後半
  • 被写体
  • 行事

と、いったことをテーマに

「9月にオススメの被写体や撮影スポット」

を紹介していきます。

彼岸花

愛知県半田市 矢勝川 2018/9/23
矢勝川 彼岸花堤(愛知県)2018/9/23 撮影
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

9月といえばやっぱりこの花。 彼岸花ですよ!
彼岸花は突然咲き始めてくるので、毎年開花してくると驚かされる花の1つです。
わーっと咲いてわーっと枯れていく桜に負けず劣らずの潔い花です。

彼岸花はそこらへんの道端にも咲いているため身近な花ですが、全国各地には観光資源としての彼岸花群生地があります。
写真は愛知県半田市の彼岸花群生地。300万本の彼岸花が川の土手に群生している姿はまさに圧巻です。
開花時期が稲刈りの時期と重なるので、彼岸花と稲のコラボレーションも楽しむことができるでしょう。

彼岸花は9月の代表的な被写体として人気があります。
ツイッターでも大きな反響がありました。
彼岸花の群生地は全国各地に点在しています。

蕎麦(そば)の花

奈良県桜井市 笠の蕎麦畑
笠の蕎麦畑(奈良県桜井市)2019/9/15 撮影
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

9月中旬になると見頃を迎えます。
花火がひと段落して彼岸花が咲いてくるまでの間の期間が蕎麦という感じですね 笑
写真をしていると毎週末季節物を追いかけるのに忙しくなる、という方も多いのではないでしょうか。

蕎麦の花はかわいらしい小さな花をたくさんつけるのが特徴です。
この花をつけた植物が、ちゅるちゅるした麺になって出てくるのだから不思議です。
蕎麦畑は奈良県や長野県で楽しむことができます。

台風の目

台風の目
台風の目
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

9月は台風が多いです。
これは台風の目の中を通過した時の写真です。台風の目の中は穏やかで、雨と風が止みます。
大きな台風の場合は目の中に入ると青空が広がることもあります。
今回は青空が見えるとまではいきませんでしたが、太陽の光芒が出ています。

夜明け

三重県志摩市 賢島大橋 2019/9/10
賢島大橋(三重県志摩市)
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

9月に入ると日の出時刻が少し遅くなってきます。
具体的には9月中旬になると5:30すぎの日の出になります。さらに気温も下がり始めて空が済むので朝焼け空のグラデーションが綺麗になってくるのもこのころからです。

日中は暑い日もありますが、早朝は20代前半の気温が多く、出かけやすい季節でもありますね。
場所によってはやや寒いかもしれません。

朝焼け・夕焼け

三重県多気町 夕焼け 2017/9/8
多気町(三重県)
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

台風一過による朝焼け・夕焼けが多いです。
悪天候ならではの低い雲が焼けています。夕焼けが起こると何と組み合わそうか迷いますが、線路は良い被写体の1つです。

夕焼け(晴れ)

三重県志摩市 浜島 2018/9/16
志摩市(三重県)
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

秋の空は高いと言われます。 空が高いってなんやねんという話ですが、秋の空は透明度が高いため、空がより濃い青色になります。
空の透明度が高くなるのにはわけがあって、秋に発生する高気圧の出身地が大陸のカラっとしている地域のものだからです。
夏の高気圧は太平洋上で発達するので湿気が多く、空は霞んでしまいます。
逆に湿度が低い高気圧は太陽光を乱反射するものが空気中に少なくなるため、よく澄んだ空になるわけです。

前置きが長くなってしまいましたが、秋の夕暮れは透明度が高いため空のグラデーションが非常に綺麗に出ます。
また、秋雨前線が現れると天気がぐずつきやすくなりますが、そういう時は夕焼けや朝焼けで雲が赤く照らされる日が多くなるため、いわゆる爆焼けとよばれる空が真っ赤になる現象と出会いやすくなります。

踏切

三重県多気町 踏切 2017/9/8
踏切(三重県)
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

上で紹介した夕焼けと同じ時に撮ったものですが、踏切は良い被写体です。
個人的にはいつでも何とでも撮れる万能的被写体ベスト3に入ります。

三岐鉄道 麻生田駅 三重県いなべ市 2018/9/9
三岐鉄道(三重県いなべ市)
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

鉄道と写真は相性が良いです。
車両がメインの写真はもちろんですが、線路・踏切・駅など被写体となるものがたくさんあります。
駅は小さな駅の場合は味のある写真が撮れますし、大きな駅であれば時間帯によってはめちゃくちゃ綺麗な光が入ってきます。

9月になんで駅?って思う方もいるかもしれませんが、9月下旬の涼しくなりはじめる頃からは散歩が捗ります。ちょうど彼岸花が咲いてくる時期でもあります。行楽地へ電車で向かわれる場合は駅の綺麗な光に目を奪われることもあるかもしれません。

中秋の名月

中秋の名月
中秋の名月
Nikon D750 + SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM

9月といえば中秋の名月ですね。
各地でお月見祭などが開催されるほどのビッグイベントです。
満月自体は年中見ることができるはずですが、なぜ秋がお月見の季節なのかというと、月の天球上で通過していく高度によります。

太陽の通り道は夏は天球上の高いところを通り、冬は低いところを通っていきます。
月は太陽と真逆で夏は低いところを通り、冬は高いところを通っていきます。つまり春か秋が月を見上げるのにちょうど良い高さになるのですが、「春がすみ」と「秋晴れ」という言葉ができてしまうぐらい春と秋では空気の澄み具合が違います。
そこで、月見のシーズンとしては秋のほうが断然良いということで、今日に至っているわけです。

光芒

三重県南伊勢町 切原 2018/9/16
水田(三重県南伊勢町)
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

影の隙間から漏れてくる光の筋のことを光芒と言います。 木と木の間から伸びている光や、暗い部屋に挿し込む窓の光とかが光芒になりやすいです。
光芒ができる直接の原因は霧やチリ、ほこりです。室内だと霧は発生しないのでチリやホコリが多いと光芒ができます。

霧は前日との気温差が激しい日や雨が降った翌日の湿度が高い日に発生しやすいです。
秋分の日前後は気温が変わっていくと同時に雨が降りやすい天候のため、霧が比較的発生しやすい時期です。
そのため、太陽がのぼってからしばらくの時間はあちこちで光芒が出ていたりします。

山形県の風景 2019/8/18
水田(山形県鶴岡市)
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

地域によっては8月に稲刈りをするところがありますが、それが9月〜10月なところもあります。日本海側はちょっと遅い地域が多いのかな?東北地方(山形・秋田)は9月に刈り取るそうです。

太陽が傾いた時間の水田は黄金色に染まって綺麗ですよ。

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