こんにちは、Yutoです。
GWに咲く花はたくさんありますが、その中でもとりわけ撮影として楽しみやすいのはネモフィラです!
ネモフィラといえば「ひたち海浜公園(茨城県)」のものが有名で人気がありましたが、近年では「大阪まいしまシーサイドパーク(大阪府)」「なばなの里(三重県)」などにネモフィラの名所ができてきています。
ネモフィラとは
北アメリカ原産の可憐な青い花
ネモフィラはアメリカのカリフォルニアやオレゴンなどが原産となっている花です。
背丈は10〜30cmほどで、花径 1.5~2cmほどです。
和名もついており瑠璃唐草(ルリカラクサ)と呼ばれています。
いつ頃が見頃?
4月中旬〜5月上旬にかけて見頃になります。
結構見頃の期間が長い花ですが、5月に入ると真っ青だったネモフィラの群生の中に緑の葉っぱがぽつぽつと見えてくるようになります。
場所によって開花状況が少しずつ異なってくるので、ピンポイントの情報はそれぞれの公式アナウンスを参考にしてください。
撮影の基本
順光
ネモフィラは花自体が青いこともあって、青空との相性がめちゃくちゃ良いです!
撮影には向いていないといわれる太陽が高い時間帯でも、ネモフィラであれば爽やかな写真を撮ることができます。
順光の場合は花も空も色乗りが良いです。
撮影時に明るすぎたり暗すぎたりしない限りはレタッチが不要であることすらあります。
逆光
逆光で撮影すると、ネモフィラは想像以上に白く写ります。
逆光の場合は花が輝いて綺麗ですがネモフィラの青色を残すのは、撮影後のレタッチに頼ることになります。
レンズ別の撮り方
広角レンズ
一輪のネモフィラに寄ります。
ネモフィラの形をはっきりと写しつつ、奥の風景も一緒に切り取ります。
ピントの合う幅を増やしたいので、よく絞り込んで撮影してます。
標準〜中望遠レンズ
これは、公園の撮影時にありがちなのですが、被写体以外の余計なものが多いということです。
風景写真の引き算と足し算の引き算を使う時がこういう時です。
具体的には広角レンズでは余分なモノが入ってしまうのを、標準〜中望遠で撮ることによって写らなくしています。
この写真の場合はネモフィラと風車を撮りたかったのですが、広角レンズではスプリンクラーや画面外には電灯、たくさんの人がいたのでズームして余分なモノが写らなくなるところを探して撮影しました。
望遠レンズ
ネモフィラを画面いっぱいに撮影しました。
画面いっぱいに写しきらないことによってネモフィラ畑をより広いように想像させます。
また望遠で撮影する時は空が入らないので、曇りの日でも使えるテクニックです。
マクロレンズ
マクロレンズを使う時は形の良いネモフィラや背の高いネモフィラを狙うと良いでしょう。
背景はネモフィラ同士を組み合わせるも良し、なんらかの葉っぱと組み合わせるも良し、とにかくネモフィラはマクロ撮影もしやすい花です。
マクロ初心者の方はネモフィラでの練習がオススメです!
余談ですが、ネモフィラの中に小さな赤・オレンジのポピーが咲いている時があります。
ネモフィラをバックにポピーをマクロ撮影するのも良いでしょう。
レタッチ
逆光のネモフィラをレタッチしてみた
Before
今回はこの写真をレタッチしてみます。
逆光のネモフィラです。
実際に目で見ても逆光のネモフィラというのは白っぽいです。
青い花だというのは認識できるものの、順光の時のような真っ青な花だというのは逆光環境だとあまり感じられません。
レタッチもその雰囲気を忠実に再現していこうと思います。
レタッチ中に気をつけたこと
今回のレタッチは手前は影になっているので、ネモフィラの色が綺麗に残っていること。
真ん中は太陽光がまともに当たっています。一番明るく白っぽくはなっているものの、ネモフィラの青さは残すようにしています。
奥は林の光とネモフィラに落ちている影が綺麗だったので、それを再現しています。
こうしてできたのがこの写真です。
手前の影と中間のハイライトになる部分との明暗差のバランス感覚が難しいです。
Before After 比較
Before After
このようにレタッチをすることで、実際に見た時のような色や明るさを再現できます。
おわりに
ネモフィラの撮り方とレタッチはここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ネモフィラは撮影していてもテンションが上がる良い花です。
ご質問などあれば、コメントやお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
よろしくお願いします。
それでは、また。