写真展します

こんにちは、Yutoです。

撮影において曇りというものはあまり好まれないです。パッとした写真が撮りにくいからです。
晴れの日のような劇的な光や、早朝・夕方のオレンジの優しい光を表現できないからですね。

せっかくお出かけできる日が曇りだった…なんてことは珍しくありませんが、この記事では曇りの日だからこそ撮影に向いている被写体や撮影スポットを紹介します。

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渓谷で深い緑を撮る

ここがオススメ
  • 反射が少ない
  • 画面全体が落ち着いたトーンになる

渓谷は曇りの日に撮影すると、太陽光の反射が少なく、植物の色や岩のディティールをはっきり出すことができます。水面も反射しないため白飛びしにくく、流れている水の表情を出しやすいです。

円原川(岐阜県山県市)

岐阜県山県市 円原川 2017/7/9
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

円原川は苔がたくさん自生しています。また霧が発生しやすいところのため、植物がしっとりしていて色が濃いです。太陽光が出ていると反射してしまって色がうまく出ないことがあるのですが、曇りの日は光加減が安定しているので、落ち着いた色になります。

赤目四十八滝(三重県名張市)

三重県名張市 赤目四十八滝 千手滝 2017/7/1
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

滝は曇りの日に撮影すると、水の流れや周りが落ち着いた雰囲気になります。
さらに滝の正面で撮っている場合、水しぶきが飛んできやすいのでレンズの前面に水滴がつき、ゴーストの原因となってしまいますが曇りの日であれば太陽光の反射が少ないので、その影響も小さくできます。

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スローシャッターで幻想的に撮る

ここがオススメ
  • 雲の流れで空に表情をつけることができる

一見真っ白に見える曇り空ですが、スローシャッターで撮影することによって雲の流れが表現可能となり、空に表情が出ます。結構カッコイイ写真が撮れるのでオススメですよ!

東京タワー(東京都港区)

東京都港区 東京タワー 2014/4/29
Nikon D7000 + SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM

せっかく東京タワーまで来たのに…!とはならず、曇りだからこその写真を撮ることができました。
長時間露光で流した雲と、鉄骨のメタリックな質感は相性が良いです。
実はND100000を使って日中に撮影したのですが、2分ぐらい露光しても撮って出しデータは真っ暗に近かったので現像時に露光をかなり補正しました。

ちょっと日が傾いて暗くなってきたなという時間帯にND1000で2分ぐらい露光するとこんな感じの写真になるかなと思いますので、ND100000ではなくND1000での撮影をオススメします。

僕はこのND1000をよく使っていますが、色かぶりやケラレが少なく高画質なので重宝しています。

千代崎海岸(三重県鈴鹿市)

千代崎海岸 三重県鈴鹿市
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

こちらも同じようにND1000を使って撮影しました。
スローシャッターにすると雲の流れだけではなく、水面も表情が変わります。どれくらいシャッターを開いたかによって表情が変わるので自分好みの表情を見つけてみてください。

ポートレート

大磯海岸(神奈川県大磯町)

神奈川県大磯町 大磯漁港付近 2019/7/13
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS
花衣団体ルナフルージュ http://luna-fleuge.jp

曇りの日のポートレートは撮りやすいです。肌のトーンが程よい感じに出るので優しい仕上がりになりますね。全体的にしっとりしたイメージになります。
明るい!さわやか!というイメージの写真が撮りたい場合は薄曇りぐらいが良さそうです。

夕景漁港スナップ FE 24mm F1.4 GM
Sony α7II + FE 24mm F1.4 GM

曇りの日は映画のような写真が撮れます。特に空に少し表情がある時にオススメ。
アンダーめの露出にして、撮影するとシックな感じになります。

小径

ここがオススメ
  • ごちゃついた場所でも画面をまとめやすい

小径はごちゃごちゃした場所が多く、そこに光や影があると、さらに画面がごちゃつくこともあるのですが、曇りであれば画面全体がマットになるので、構図をまとめやすいです。

思い出横丁(東京都新宿区)

東京都新宿区 新宿 思い出横丁 2019/1/12
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

ごちゃついていることが多い小径ですが、光加減がマットで安定しているため、写真にまとまりを持たせやすいです。

先斗町(京都府京都市)

京都府京都市中京区 先斗町 2017/7/23
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

曇りの日は晴れている日よりも薄暗い時間帯が長くなります。そのため早い時間帯から提灯が灯されるので、幻想的な雰囲気になります。

花(クローズアップ)

ここがオススメ
  • やさしいトーンの写真が撮れる

曇りの日は雲自体がソフトフィルターの役目を果たしてくれるので、やさしい光のもとで花を撮ることができます。

万博公園(大阪府吹田市)

大阪府吹田市 万博記念公園 2017/10/9
Nikon D750 + TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macro 1:1 272Nll

花のクローズアップ撮影は曇りの日でも最もやりやすい撮影の1つといえるでしょう。
通常花びらや葉っぱは太陽光が直接当たると乱反射したり影が出たりして、綺麗な色が出しにくいのですが、曇りの日は花そのものの色をバランス良く出すことができます。
また、ハイキーで撮っても白飛びしにくいので、爽やかで優しい写真が撮れるのも魅力の1つですね。

ちなみに晴れの日は半透明の傘を使うことによって花に落ちる影を弱めることができます。覚えておくと便利なテクニックです。

紅葉

ここがオススメ
  • 飽和しやすい赤や黄色が出しやすい

紅葉は太陽光に直接当たった状態で撮影すると、色が飽和して紅葉っぽくならなかったり、ごちゃごちゃしたイメージになってしまうことがあります。曇りであれば光が安定しているので落ち着いた赤色や黄色を出すことができます。

長谷寺(奈良県桜井市)

奈良県桜井市 長谷寺 2016/11/27
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

暖色系の色は飽和しやすいため、優しい光のもとで撮るぐらいの色合いはとても綺麗です。
曇りの日といえども外と室内との明暗差が大きいのでシルエット撮影は可能です。

もみじ池(滋賀県高島市)

滋賀県高島市 もみじ池 2018/11/24
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

枝や葉っぱを繊細に撮ろうとするならば曇りの日はうってつけです。
葉っぱが乱反射するのは前述しましたが、枝も同じように乱反射してしまいます。特に枝のような細いものが乱反射するとフリンジという現象が発生して写真の色がにじんでしまうことがあります。
曇りの日は乱反射しないので、枝のディティールや色をはっきりと出すことができます。

日中の展望台

ここがオススメ
  • ストーリー性のある写真が撮りやすい
  • 空に表情がある曇りであればなお良し

展望台といえばスカッと晴れた日が望ましいのですが、曇りの日は曇りの日ならではの雰囲気がある写真が撮れます。
ただし、曇りの日の日中がオススメで夜はオススメしないです。

六本木ヒルズ 東京シティービュー(東京都港区)

東京都港区 六本木ヒルズ 東京シティビュー 2017/8/15
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

外の景色だけ撮ると、のっぺりした風景だけ撮れてしまうので、室内と一緒に撮ると良いでしょう。
晴れの日ほど明暗差がないので、どちらかが白飛び・黒つぶれという自体も少ないと思います。オススメの時間帯は日中から外が真っ暗になる直前までです。
露出は外の風景に合わせるとバランス良いでしょう。

夕焼け

曇りの日に夕焼けを狙うコツ
  1. 曇りから晴れに回復していく予報である
  2. 撮影地よりも西側が晴れている 50kmぐらい西が晴れていると良い
  3. 焼ける直前に夕日が西の空をオレンジにふわっと照らす

だいたいこの3つが揃えば爆焼けします。3つめは焼ける直前なので実際に現地に行って確認しないとわかりません。

WTCコスモタワー(大阪府大阪市)

大阪府大阪市 WTCコスモタワー
Sony α7II + FE 24mm F1.4 GM

曇りの日はもしかすると逆転のチャンスがあるかもしれません。夕焼けが起こるのは雲があるからなのですが、曇りの日に夕焼けをしたらたくさんの雲が焼けるので迫力があるのです。
いわゆる爆焼けというやつです。

京都

ここがオススメ
  • 静かな京都をイメージできる
  • 人気撮影地や観光地でも空いている

普段は観光地として賑わっていますが、曇りの日に写真を撮るとあまり人っ気の感じられない静かな京都がイメージできるような写真を撮ることができます。

源光庵(京都府京都市)

Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

源光庵の悟りの窓と迷いの窓。この畳のエリアには誰も入れないので、人が写り込まない写真を撮ることができますが、曇りの日ならではの落ち着いた雰囲気がより静かな京都の寺のイメージを膨らませてくれます。
本当はすぐ両隣に人がいっぱいいます 笑

念仏寺(京都府京都市)

京都府京都市 念仏寺 2016/8/27
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

念仏寺の庭を少し奥のほうへ行くと竹林があります。
晴れていれば木漏れ日もあったかもしれません。しかしながら曇りの日で木漏れ日がなかったからこそ竹林と階段だけというシンプルな写真が撮れました。

祇王寺(京都府京都市)

Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

祇王寺の庭は林のようになっています。晴れていると木々の影が地面に落ちていて綺麗なのですが、この場合は要素が多くなりすぎて画面全体がごちゃついてしまいます。
林が落ち着いた雰囲気になっているからこそ、奥の建物が木々で隠れされていてもごちゃついたイメージがなくなりました。

曇りの京都は空が写らないところを探すべし
  • 室内から庭を撮る
  • 竹林の中
  • 林の中

まとめ

曇りの日は光が落ち着いている

ここまでにしつこいぐらいに書きましたが、曇りの日は光が落ち着いています。
晴れの日に比べて光が落ち着いていることによって

  • 色がはっきり出る
  • やさしいトーンになる

このような特徴があります。
空を入れた撮影にはあまり向いていませんが、空を入れないような撮影をすると曇りの日でも面白い写真が撮れるように感じますね。

標準〜中望遠ぐらいのレンズがあれば色々な撮影を楽しみやすいでしょう。
空を入れる場合はスローシャッターがオススメです。

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