こんにちは、Yutoです。
季節性の乏しい場所に住んでいます。気候は温暖で住みやすいのが何よりのメリットですが、写真を撮るとなると正直マンネリすることも多いのがデメリット。特に冬は撮るものがなくなります 笑
そんな時でも撮影は楽しみたいもの。そこで…
- 1年間を通して撮れる被写体や撮影スポットを紹介します
どこか撮りにいきたいけど、被写体や場所がないなぁという時に参考にしてみてください。
ざっくりまとめると
- 水辺:比較的気軽に行ける 表情が安定している
- 都市:気軽に行ける 表情が安定している
- 山:行くのは困難な場所もある 四季の表情がしっかりある
こんな感じです。
1年中撮れる条件は「表情がずっと安定している」「四季の表情がしっかりしている」ということです。つまりいつ行っても何かしらあるような場所が良いです。
ここからは実際の写真とともに詳しく被写体と撮影スポットを紹介します。
水辺
海
日の出 日の入
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS トリミング有
年がら年中撮れて、ハズレがないのは海での日の出・日の入が定番でしょう。
ただし注意しなければいけないのは、地形がどっちに開けているかということと太陽がある方角です。
基本的に太陽は東からのぼって西へ沈んでいきますが、季節によって南寄り(冬)北寄り(夏)というように方角が変わります。
岩
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
岩も1年中表情を変えない被写体ですね。よほどのことがない限り、ずっと同じ場所にあり続けるので構図も定めやすいです。
磯場
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
磯場は岩と同じですが、海岸自体が岩場となっています。
比較的気軽に行ける水辺ですが、磯場は行くのがやや困難な場所が多いです。朝焼けや夕焼けと相性が良いです。
貝殻
Sony α7II + FE 24mm F1.4 GM
海岸、とくに砂浜には貝殻が落ちているところが多いです。
できるだけ白い貝殻が撮りやすいです。
砂浜
Sony α7II + FE 12-24mm F4 G
砂が綺麗な浜は絵にしやすいです。海岸によって砂の性質は結構異なります。
砂に関係なく浜辺で撮る場合は、朝夕のやや暗い時間帯がオススメです。
滝
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
滝は基本的にいつでも絵になります。
ただし冬は全体的に水の流れが少なくなります。寒い地域であれば滝全体が凍っている氷瀑を楽しむことができます。
川
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
日本は川が多いです。都会でも田舎でも川はあるので、最も撮りやすい被写体の1つでしょう。
写真は隅田川公園から撮影した朝焼けです。朝焼けは出勤前にも撮影できるのが良いですね。
水面リフレクション
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
水の流れが穏やかな川は、水面リフレクションを楽しむことができます。
祓川の河口付近は穏やかな流れなので、風がなければ水面が凪いでおり、鏡面のようなリフレクションを楽しむことができます。
大きな川の下流〜河口は穏やかな流れの川が多いように感じます。
土手
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS
川のそばにあるものといえば、土手。
土手の上は道になっていることが多く、そのうえに人・建物・木があるとシルエットになります。朝は人が少ないのですが、夕方は人もシルエットにしやすくてオススメ。
湖
Nikon D7000 + SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM
湖は場所によって様々な表情を見せてくれます。
山奥に多く、場所にもよりますが比較的四季の表情がはっきりしているところが多いでしょう。火山の周りは名所になっている湖も多いです。
写真は御嶽山のふもとにある自然湖で撮影しました。
都市
夜景
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
夜景は年中撮れる被写体です。季節による大きな違いはありませんが、平日と休日でビルの窓明りの量が全然違います。
写真はサイバーな感じにしたかったので、色温度をかなり下げて青くしました。東京タワーは色自体がオレンジなので色温度を下げてもオレンジのままでいてくれているのが良いですね。
夕景
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
夜景とまったく同じ場所で撮影しました。夕景というと太陽のある方向を意識しがちですが、太陽を背にしてみるとビルが夕陽に照らされて綺麗ですよ。
朝
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS
都市にいるなかで早朝は一番非日常的な雰囲気を味わえる時間帯かもしれません。
早朝は東京ですら人通りが少ないです。太陽がある程度の高さまでのぼってくるとビルの隙間から一筋の光が差し込んだりします。それが意外なところから入ってきたりするので思わぬ光景が見ることができて楽しめます。
工場
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
都市夜景の中でも工場夜景は年がら年中ほとんど変化がありません。基本的には24時間稼働なので平日休日問わずに輝いています。さすがに年末年始はちょっと暗いという説も…。
空
朝焼け・夕焼け
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
年中表情が変わり続ける空は魅力的ですね。
特に朝夕は空の色がグラデーションで変化したり、雲が赤く染まったりと、ドラマチックな現象が起こります。
朝焼けは天気が下り坂の時に起こりやすく、夕焼けは天気が回復していく時に起こりやすいです。
雲
Sony α7II + FE 12-24mm F4 G
空に雲があると、表情豊かになります。雲の中でも様々な種類があり、それぞれ色味や形が変わります。
天気の変わり目は空の表情が豊かになります。
山
独立峰(富士山・大山・磐梯山・鳥海山など)
独立峰の周りは自然豊かな景勝地が多く、撮影に適しています。
四季の表情がはっきりしているので年間を通して季節の写真を楽しむことができます。
山脈
山岳写真といえば、大きな山脈の山にのぼって撮る写真は迫力あって良いですね。日本だとアルプス山脈などが人気です。
しかしながら、こんな高い山には登れないという人もいるのも現実です。僕とか 笑
いくつかの山にはロープウェイでかなり高いところまで行けるようになっています。写真は新穂高ロープウェイを使って標高2100m超のところまで行って西穂高岳を撮影したものです。ロープウェイを使えば登山素人でも高い山を撮影することができます。
崖
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
崖は岩と同じで、安定した被写体です。
朝夕の日が傾いた時間帯に来ると、岩がオレンジに照らされて幻想的です。写真は岡山県にある王子が岳で撮影しました。
この規模の崖はなかなかないですね。標高は235mもあるので超高層ビルの展望台とほぼ変わりません。
まとめ 特にオススメなのは海と都市
個人的には海と都市がもっとも年中撮れる被写体としては安定していると思います。
花や森などの植物はどうしても四季の影響を受けやすく、場所やタイミングによって表情が変化しがちです。対して無機物は季節の影響をほとんど受けないので、1年を通して撮影を楽しむことができます。