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こんにちは、Yutoです。
この記事はα7IVとα9どっちが良いか?ということに関しての内容です。
細かいスペック比較はSony公式サイトに載っていますので、ここでは使用感の比較で紹介します。
結論を言いますと基本的にはα7IVがオススメ、中古でも良くてコスパ重視ならα9になります。
ちなみに僕はα7IIからの移行だったのでどちらを選んでも幸せでした。
α7IVの発売を待てなかった、安かったということもありα9を選択しましたが良いカメラです。
2022年4月現在、α9はSONY STOREでの取り扱いがありません。(スペック確認等はできます)購入はAmazon・楽天市場・Yahooショッピングなどでできます。
α7IVが優れていると思った部分
画素数:トリミングしても大きく引き伸ばしてプリントできる
有効画素数:約3,300万画素
一番わかりやすく変わったのは画素数です。
α7IIIは約2400万画素だったことに対し、α7IVは約3,300万画素です。
2400万画素もあればA1サイズのプリントに引き伸ばして展示しても支障はありません(実際にソニーストア名古屋にて展示させていただきましたが問題ありませんでした)
しかしながら、トリミングをしてしまうと厳しくなってきます。
ところが3,300万画素あると2,400万画素相当になるまでトリミングすることができます。
どのくらいトリミングできるかと比較したのがこちら。
3300万画素だったら右下の内枠のところまでトリミングして2400万画素相当になります。結構トリミングできますよね。
じゃあ実際どんな場面で使えるのってなると思いますが、広角で撮っておいて後から構図を調整するとか、周辺露光落ちや四隅のゆがみを取り除く場合などで使えます。
フォーカス性能:α1譲りの超高性能
Sonyのカメラはオートフォーカスの速さで注目されてきました。
もちろんα7IVもオートフォーカスは爆速です。ちなみにα9も爆速です。
α7IVのすごいところは今までのカメラよりも暗いところでフォーカスが合うようになっていることです。
低輝度限界はα9やα7IIIはEV-3でしたが、α7IVはEV-4です。
EV-3でも十分な性能を持っていますが、それ以上暗いところで合うのはほんとすごいです。夜の街中で不便に感じることはほとんどないでしょう。
リアルタイム瞳オートフォーカスでは「鳥」が追加されました。
α7IVでは動画でもリアルタイムフォーカスが使えるようになっています。動画をよく撮る人にとっては待望の機能ですね。
ちなみにα9でも人だけでなく一部の動物にリアルタイム瞳オートフォーカスがついています。
α9との比較という観点で平たく言うと「かゆいところに手が届くようになった」感じです。
キャッシュバックキャンペーンを見逃すな!
α7IVは発売されてから日が浅いということもあって、キャッシュバックキャンペーンの対象になる確率が高いです。
直近だと2021年12月17日〜2022年3月27日までキャンペーン期間でした。
対象レンズとセットで買うと2〜3万円キャッシュバックされるというものです。
SONYSTOREでは定期的にキャンペーンが行われているので、お見逃しなく。
α9が優れていると思った部分
連写性能:この1枚とこの1枚の間のカットが欲しいのにを解決
連写して撮った写真で「この1枚とこの1枚の間のカットが欲しいのに」という経験はないでしょうか。
僕は鳥、新幹線、飛行機を撮った時によくあります。鳥は運要素も多いのでなんともな部分がありますが、新幹線や飛行機などある程度動きが予測できるけどめちゃくちゃ速いとタイミング合わせるのが難しいですよね。
そんな時、1秒間に20コマシャッターが切れるとかなり成功率が上がります。
コツとしては1枚目でベストなタイミングを狙いつつ、保険でいくつか連写しておくと良いです。
直前(1秒前とか)まで被写体が見えない場合は音などで接近を判断しベスポジのほんの少し前から連写すると良いかもしれません。
中古が安い
α9はかつてのフラッグシップモデルだったこともあり、価格はやはり高め。
しかし、発売から年数が経ちα9IIやα1、さらにα7IVなど次世代のカメラが出てきたことにより、中古でかなりお求めしやすい価格となりました。
中古価格はおおよそ20万強です。α7IVと10万円近く差があります。
これはレンズがワンランク上のものか、もう1本買えるほどの差であり、結構大きいといえます。
デジタルカメラはフラッグシップモデルであっても最新機種のスタンダードモデルのほうが基本的に性能は良くなることが多いです。
それでもかつてはデジタルカメラ界隈の頂点にいた実績はあるので、十分に使える性能を持っています。
中古カメラを買う時は、状態や注意事項をよく読んでおくと良いです。
たとえばシャッターを何回切ったかとか、センサーに傷がついていないかとかそういった部分です。
ボディに傷程度なら問題ありませんが、ボディが変形しているとかだと過去に大きな衝撃が加わったことが考えられるので、なんらかの不具合が出てくる可能性があります。
などなど、致命的なことが起こらないような中古品を探しましょう。
中古販売しているお店のレビューをよく見て、ちゃんと信頼できるところかどうか判断するのもポイントですね。
おまけ:α7IIからα9に移行してどうだったか
昔このような記事を書きました。
【ソニー フルサイズミラーレス一眼】Sony α7II:初心者が格安価格でフルサイズミラーレス一眼デビューできるカメラ
α7IIは初心者が格安でフルサイズカメラを使えるからいいぞというものです。
実際、ちょっと不便なところはあれど、趣味,作品撮り,マイペースでできる仕事撮影として使う分にはなんら問題はありません。
スピーディーな撮影や、長時間カメラを使う作品撮りになるとちょっと心許ないです。
というわけでα7IIからα9に移行してどこが変わったかということも併せて紹介します。
バッテリーが長持ちする
α9は1日使用、1000枚ぐらい撮ってもバッテリーが持っています。
対してα7IIは、1日撮り歩いた日はバッテリーが3個ぐらいいります。バッテリーの劣化が進んだ後、寒冷地で撮影すると100枚撮れるかどうかです 笑
撮影中にバッテリーのことを気にしなければならないというのはモチベーションが低下したり、せっかくのシャッターチャンスをバッテリー残量を気にして逃すことがあるので、まずはここが改善されたのが大きいですね。
フォーカスが速くなり、精度も上がった
フォーカス性能の変化も大きく変わりました。
α7IIは古い機種のため、GMレンズと相性が悪いのかFE 24mm F1.4 GMを使うとピントがなかなか合わない、合ったかと思ったらズレているのオンパレードで、開放付近が多いポートレート撮影では使いものになりませんでした。
マニュアルフォーカスでピントを合わせることになるのですが、そうすると時間がかかりすぎてモデルの一番良い表情を逃すことも多かったです。
α9に変えてからは基本的に構図を決めたらシャッターボタンを押すだけです。
スナップ的にポートレートが撮れるようになったので、これまでできなかった撮影もできるようになりました。
連写性能の向上
α7IIはメカシャッターだったこともあり、連写は5コマ/秒なので使ったことはありませんでした。
一方でα9は圧縮RAWで電子シャッターを使うと20コマ/秒です。
0.05秒に1枚撮れるので、動きものを撮る時に微妙な位置の変化を写真として残すことができます。
よりシチュエーションと構図を追い込みやすくなりました。
まとめ
どちらも万能カメラといって良いでしょう。
しかし、今予算に限りがないならα7IVを選ぶのが、より良い選択かなと感じます。
一方で連写をよく使う、できるだけ節約したい、カメラ本体よりレンズを優先したい、中古でも構わないのならα9を選ぶと良いです。
あえて新品で買うなら個人的にはα7IVをオススメします。