撮影基礎:シャッタースピード(SS) 絞り(F) ISOの仕組みを理解する

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目次

絞り

絞りはボケをコントロールできる

絞りはF値とも言われ、ボケをコントロールできます。
あとシャッタースピードを変えずに明るさを調整する時に調整したりします。

どんな時に絞りを意識するか

  • 背景をボカしたい時
  • 早く動くものをブレさせずに撮りたい
  • シャッタースピードやISOを動かさずに明るさ調整したい時

背景をボカしたい時

ボケって言うのは言い換えればピントが合っていない部分のことを言います。
文字で説明するよりも写真でイメージを掴んでもらうほうがわかりやすいので写真を出します。

背景をボカした写真
写真全体をボカさずにはっきり写した

こんな感じです。
F値が小さい(開放側)ほどボケて、大きい(絞り込む)ほど全体的にピントが合うようになります。

早く動くものをブレさせずに撮りたい(明るさ調整)

子供とか猫とか早く動くものをブレさせずに撮りたいけど、周りが暗い!などといった時にシャッタースピードを長くしなくても明るさを稼ぐことができるのが絞りです。
F値を小さくしてやることでセンサーに届く光の量が増え、短いシャッタースピードでも明るい写真が撮れるようになります。後述しますがISOを上げてしまうと画質が低下するので、ISOを上げるのはできるだけ避けたいです。

シャッタースピード 1/2000 絞り 2.8 ISO 100 飛行機は速いのでシャッタースピードは短くしなければブレる。
日中だったので絞りを開放することでシャッタースピードを稼げた。

ピンボケに注意する

絞りを開放すればするほどボケが綺麗になるぶん、ピントの合うエリアが狭くなります。
つまりピンボケが起こりやすくなってしまいます。
ピンボケとはピントが合っていてほしいものにピントが合っておらず、なんだかボヤっとした写真になってしまっていることを言います。
ピンボケは手ブレ同様、撮影後の編集ではどうにもできず写真の魅力を減らしてしまうので、極力避けたいものの1つです。

絞りをよく絞り込んである写真は、写真全体にピントが合っているのでピンボケは起こりにくいです。
昔のレンズだと絞り込みすぎると回折現象といった画質低下が起こっていましたが、今のレンズは比較的起こりにくい現象になっているので、ここでの説明は省きます。

絞り優先モードを使うのほんとオススメ

写真を作品として撮りたい場合は絞り優先モードに慣れてみることをオススメします。
「A」「Av」などといった表記のモードです。
絞りを調整すればシャッタースピードやISOはカメラが設定してくれます。

一眼レフを買った当初はなんでもかんでもボカしたい症候群にかかる人が多いと思います。
僕もそうでした。
もちろんボカせば全てが良いというわけではないのですが、綺麗にボケるのってやはり一眼レフならではの良さだと思います。
ボケは被写体を浮かび上がらせるのに役に立ちます。
プロっぽい写真を撮りたい場合はまずボケをマスターすると良いかもしれません。

絞りのまとめ

さっきの項目の最後でまとめっぽいことを書いてしまったので省こうかと思ったのですが、もう一度言います。
ボケはいいですぞ。

写真は楽しんでナンボです。なので最初は一番楽しいって思った要素を極めていくのが良いのかなと思ってます。難しいことをやって飽きてしまっては元も子もないですからね。

次ページのISOに続きます。

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