撮影基礎:シャッタースピード(SS) 絞り(F) ISOの仕組みを理解する

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シャッタースピード

ここからは実用的な解説をしていきます。
書いていく内容はカメラを始めたての人向けで一般的なシャッタースピードの考え方です。撮りたい写真によってはこの記事の内容が正解ではないこともあるので、そのあたりはご了承いただければと思います。

シャッタースピードを意識する場面

  • 暗いところ(夜・夕方・室内など)
  • 動きが早いもの(乗り物・動物・子供など)
  • 望遠レンズを使っている時

失敗した写真にありがちなのが手ブレです。
後で編集する時にも救えなくなる手ブレ。基本的には撮影において御法度となります。

どうして手ブレが起こるの?

手ブレはシャッタースピードが長すぎるために起こってしまう現象です。
手ブレが起こりやすいのは先ほど紹介したシャッタースピードを意識する場面のような時です。
せっかくタイミング良く撮れた写真や綺麗な時間に撮れた写真も手ブレしていると魅力が半減してしまいます。半減どころか没写真になってしまうことすらあります。

なので写真を撮る時に手ブレは絶対に起こしたくない失敗の1つなのです。

シャッタースピードを利用した撮影法もありますが、まずは手ブレをなくすことを目的としてシャッタスピードを意識すると良いでしょう!

ブレていない写真
ブレている写真

手ブレを無くするにはどうしたら良いか

手ブレを無くせば写真上達への第一歩です。
本当に大きな一歩だと思います。

シャッタースピード優先モードを使う

手ブレを防ぐために、シャッタースピード優先モードを使うことはとても有効な手段の1つです。
カメラのモード設定では「S」「Tv」などといった表記であることが多いです。
シャッタースピードだけ自分で設定したら絞りやISOはカメラが設定してくれるモードです。

具体的な設定値なのですが、一般的に手ブレをしないシャッタースピードは「1/焦点距離 秒」と言われています。APS-Cのカメラを使っている人は「1/焦点距離×1.5 秒」です。
50mmのレンズを使っていたら、シャッタースピードは1/50秒以上にしないとブレやすいという話です。
もちろん撮影スタイルや被写体によってこの考え方は変わります。

僕の場合50mmのレンズを使っていたら1/100秒程度のシャッタースピードで撮っています。
1/50だとブレてしまう時も少なくありません。
200mmなどの望遠レンズでは1/200ではブレていることが50mmの時よりもさらに多くなります。
1/焦点距離の2倍ぐらいにするのが理想かなぁと個人的には考えています。

呼吸を止め、脇を締める

手ブレは自分が動いてしまうから起こってしまう現象です。
そのため自分が動いていしまわない格好ように以下の2つのことを条件にして撮影することが大事です。

  • 呼吸を止める
  • 脇を締める

呼吸は体の動作の中でも大きなほうです。意外に感じるかもしれませんが、呼吸によって人間は結構動いているのです。その動きを止めてしまえば手ブレは少なくなります。
さらに脇をしめることで、カメラを持っている手だけではなく、上半身の大部分が固定されます。

シャッタースピードのまとめ

とにかく最初は色々なシチュエーションで撮ってみることが大事です。
そうすることで、このシャッタースピードで良いか悪いか判断できるようになるからです。
なんで自分でやってみないとわからないかっていう話なのですが、シャッタースピードによってブレるかブレないかの基準は個人によって大きくわかれます。
また、使っているカメラやレンズなど機材によってもわかれます。手ブレ補正機能がついているものもあるからです。手ブレ補正機能もどれほど効いてくるかは機材によって変わります。
1/焦点距離 はあくまで1つの目安です。

次ページ、絞りへ続きます。

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