5月にオススメの被写体や撮影スポットを紹介

こんにちは、Yutoです。

5月といえば、こいのぼり、藤、新緑などといったものが見られるようになります。
ネモフィラやポピーなどといった花も5月ですね。
基本的に色鮮やかな季節で、明るめの色の被写体が多い月になります。
さて、僕の住む三重県なんですが、花の名所はあるものの、その花でもって造られた絶景っていうような場所がないので、絶景という意味ではちょっと不利な地域です。
藤はともかく、ポピーやネモフィラは関東地方、とりわけ茨城県あたりが良い場所があります。

それでは、早速5月の被写体とオススメ撮影スポットを紹介していこうと思います。
一部の写真は4月撮影のものですが、基本的に5月上旬まで大丈夫な被写体なので紹介しています。
年によって良いタイミングにバラつきがあったりするので、参考程度に見てください。

ネモフィラ

撮影機材:Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS 撮影地:大阪まいしまシーサイドパーク(大阪府大阪市)

ネモフィラの見頃期間は意外と長いです。
4月中旬〜5月上旬にかけて見頃が続きます。
比較的撮りやすい季節物被写体なので、カメラ初心者の人にもオススメです。

こいのぼり

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 撮影地:一宮本町商店街(愛知県一宮市)

こいのぼりはよく河川敷や海岸に吊るされていることが多いです。
意外と根気が必要になる被写体です。風の吹き方によってなびき方が変わりますし、綺麗な形になるタイミングはなかなかありません。こいのぼりの数が多くなればなるほど、難しくなります。多くのこいのぼりが同じ方向になびいた時がシャッターチャンスになるでしょう。

一宮のアーケード街にあるこいのぼりは風も当たらず、比較的安定して垂れ下がっているので撮るのが楽です。商店街にこれだけの規模のこいのぼりがあるのは珍しく、穏やかな雰囲気ではあるのですが、どこか迫力のある風景となっていました。

シャガ

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 撮影地:シャガ群生地(京都府綾部市)

シャガは我々の身近なところに存在している花なのですが、大規模な群生地になっている場所は少ないです。

写真は京都北部へ撮影に行った時のものです。
行ったタイミングもばっちりで、満開でした。
天候条件がそろえば森の中に光芒が挿し込むようですが、晴れていたものの湿度がそれほど高くはなく、光芒はできずじまいで撮影終了となってしまいました。
太陽が高くなってくると森の中に光が差し込んできて綺麗でしたが、写真としては光が差し込む前のマットな雰囲気が良かったです。

ツツジ

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 撮影地:昭和記念公園(東京都立川市)

ツツジは4月5月にかけて枝先に花をつけて色鮮やかに咲き誇ります。
花片の下から蜜を吸うことができ、子どもの頃にツツジの蜜を吸っていた人も多いのではないでしょうか。
第二次世界大戦中は子供達の数少ない甘味となっていたそうです。
ただ、レンゲツツジなど一部のツツジには有毒成分もあるそうで、なんでもかんでも吸うとダメみたいです。

写真は昭和記念公園の出入り口近くにあるツツジです。
特に見所として紹介はされていないですが、これだけツツジが咲いている様は立派です。
ツツジの名所としては三室戸寺(京都府)大平つつじ山(三重県)神代植物公園(東京都)など全国各地に点在しています。

撮影機材:Sony α7II + FE 12-24mm F4 G 撮影地:天王川公園(愛知県海津市)

5月の花といえば藤を思い浮かべる人も多いかと思います。
藤は日本全国に名所があり、我々とも親しみの深い花です。
お寺などにある藤は藤棚と呼ばれる藤を観賞するためのものがあります。
一方で山のほうへ行くと天然ものも結構多く群生しています。

写真は広角レンズを使って藤棚の下から撮影しました。
藤も品種によって開花タイミングが異なり、早咲きは4月下旬に見頃となり一般的な九尺藤の見頃は5月上旬、遅咲きの藤も5月上旬ぐらいが見頃ですね。
広角レンズであおって撮るだけでなく、望遠レンズの圧縮効果を狙った藤の撮り方も良いですね。
藤の名所はあしかがフラワーパーク(栃木県)河内藤園(福岡県)曼荼羅寺公園(愛知県)などがあります。

新緑

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 撮影地:余呉湖(滋賀県長浜市)

新緑は晩春や初夏に見られる若葉ならではのみずみずしい緑のことです。
新緑の時期になると冬の間は枝だけだった木々が一斉に緑になりはじめ、世界が緑一色になります。
とてもすがすがしい季節ですね。僕は新緑大好きです。

写真は余呉湖の新緑を撮影しました。
山も木も草も全てが緑一色になり、それらを反射する湖面までもが緑一色になっています。
新緑はほぼ全ての植物が緑になるため、どこでも綺麗になるのですが、紅葉や桜が綺麗な名所は新緑も綺麗です。

ルピナス

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 飯南(三重県松阪市)

ルピナスは非常にカラフルです。
形状は一本の軸の周りに小さな花がたくさんついています。まるで藤みたいですね。
この写真は斜光で撮ってルピナスのカラフル感を出しました。

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 撮影地:宮ノ谷峡谷(三重県松阪市)

5月の森は最高です。
新緑の時期なので緑は綺麗です。しかしながらまだ足元の雑草はそれほど生い茂ってはいません。
森の中は気温も安定しており、日中は適温状態が続きます。さらに虫も少ないです。
森林浴をするなら5月はオススメの月ですね。

写真は三重県の宮ノ谷峡谷というところで撮影したものです。
奥地にあってアクセスが悪いため、あまり人は来ません。それでも地元では人気の峡谷なのでちらほら人が来てはいます。
ところどころ足場が悪く、川のすぐそばを歩いたりしていきます。
遊歩道はあるにはあるのですが、観光地化されていないところなので、それなりの格好はしていきましょう。

茶畑

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 飯南(三重県松阪市)

5月の茶畑は新芽が出てきて、一面黄緑色に輝きます。
この時期は山も黄や緑に染まるので、爽やかな写真を撮ることができます。
青空との相性が抜群の被写体です。

バラ

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 撮影地:大塚 都電荒川線(東京都豊島区)

5月はバラが一番美しくなる季節です。

写真は都電荒川線とバラを一緒に撮ったものです。
バラは全国各地にローズガーデンなどといった形で名所はあるのですが、風景として撮ることは難しいです。どちらかというとマクロ撮影やブツ撮りで登場してくる被写体になるでしょう。
バラが綺麗なところは都電荒川線(東京都)アカオハーブ&ローズガーデン(静岡県)河津バガテル公園(静岡県)などがあります。

棚田

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 撮影地:星峠(新潟県十日町市)

棚田は4月下旬〜5月ぐらいになると稲を植えるために水を張ります。そのため空の色を反射するため、青色やオレンジ色が綺麗に反射されます。夜になると天の川を棚田で反射させて撮っている人もいますね。
棚田に水を張るタイミングは地域によって異なります。星峠は5月中旬〜下旬ですが、例えば丸山千枚田(三重県)は4月の中旬〜下旬になります。基本的に桜が散ってしばらくしたタイミングが田に水を張り始める目安になります。

写真の星峠は雲海も発生する場所として人気があり、この時期の早朝は撮影する人がたくさんいます。
条件が良いと棚田と雲海をセットで撮影することもできます。
この写真も奥のほうが少しもやがかっているのがわかります。残念ながらこの日は雲海が出ることはなかったのですが、日本の里山らしい雰囲気の写真が撮れました。

ポピー

撮影機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 撮影地:ポピーハッピースクエア(埼玉県鴻巣市)

鮮やかな色の花を咲かすのが特徴です。
全国各地にポピー畑は存在し、一面ポピーになっている風景も珍しくないですね。
ポピーの花言葉は思いやり、恋の予感、陽気などといったものがありますが、ポピーらしい花言葉です。初夏の花ということで5月中旬〜下旬にかけて見頃になるところが多いです。

写真のポピーハッピースクエアは日本一の面積を誇るポピー畑です。
見渡す限りポピーが咲いている様はまさに圧巻です。
とても広いのですが、背景には高速道路や高圧線があったりするため、風景写真として切り取ると非常に難しいです。夕焼けや朝焼けなどといった自然現象と一緒に撮りたいところ。
ポピーの名所はあわじ花さじき(兵庫県)小貝川ふれあい公園(茨城県)などがあります。

以上、5月の被写体とおすすめ撮影スポットの紹介でした。
気温も比較的安定していて、お出かけしやすい5月は撮影にもぴったり。早朝や夕方も暖かい日が多いのでありがたいですね。
どんどん出かけて色鮮やかな写真を撮りたいですね。
それでは、また。

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