こんにちは、Yutoです。
レンズフードはいらない?という説があるけど本当?
レンズフードに関しては必要という人と不要という人がいるけど、ぶっちゃけどっちがいいの?
- レンズフードがいる時といらない時の解説 そしてそもそもレンズフードがどういう効果を持つのか解説します。
レンズフードがいる時
屋外で撮影をする時
屋外で撮影する時は基本的にレンズフードがいると考えてもらうと良いです。
理由は後述しますが、箇条書きにすると以下のような理由です。
- 透明感のある写真が撮れる:逆光フレアが起こりにくくなる
- 雨やほこりからレンズが傷つくのを守る
- 転倒した時やぶつけた時にレンズが破損するのを防ぐ
- レンズに指紋がつくのを防ぐ(これ結構重要です)
- 見栄えが良い
このように、逆光の時でも透明感のある写真が撮れるだけでなく、レンズを守るためにも雨風が吹く可能性のある屋外ではレンズフードは基本的につけているほうが良いです。
レンズフードの間違った付け方
レンズフードをこの写真のような付け方は間違いです。
レンズを収納しておく時にかさばらないようにレンズフードをこのようにつけておきます。
レンズフードがいらない時
室内で撮影をする時
屋内は屋外に比べると雨風が吹き荒れる心配はないので、レンズフードをつけていなくてもレンズに傷がついたり壊れたりするリスクは低いです。
転倒の可能性は0ではないので、レンズフードはなくてもいいけど、あったほうがいいかなという気はします。
例外的に室内でもレンズフードをつけていたほうが良い時があります。
それは
- 5歳未満の子供を撮る時
- ペットを撮る時
彼らは無邪気にレンズを触ってきます。もはやレンズを触ってくることすら愛おしいと感じてしまう存在ですが、レンズを触られるのはやっぱりいやなので、レンズフードをつけてベタベタされにくいようにしておきましょう 笑
ストロボを使う時はいらない
ストロボをつけている時はレンズフードはむしろ邪魔な存在になってしまいます。
- レンズフードによる影ができてしまいます
特にストロボを前に向けて撮る時は、レンズフードによる大きな影ができてしまいます。
そのため、ストロボを使う時はレンズフードを外して撮影しましょう。
レンズフードが持つ3つの効果
①逆光での撮影の時にクリアな写真が撮れる
人はまぶしいと、まぶたの上に手をかざして、目先にあるものを見えやすくする傾向がありますよね。レンズフードはあの手をかざす行為と同じ効果をカメラにもたらします。
こちらは、上がレンズフードなしの写真で、下がレンズフードありの写真です。
レンズフードがないと太陽による逆光フレアがたくさん出ています。レンズの中でも乱反射しているので、写真全体が淡く、解像度も低くなっています。
レンズフードがあるほうは、逆光フレアが起こっておらず、クリアな写真になっています。色もはっきり出ており、解像度の低下も見られません。このように逆光フレアが邪魔に感じるような撮影では、レンズフードがあるほうが良いです。
②レンズを守る
レンズが割れにくい
レンズフードはレンズの前面より出っ張っているため、モノが直接レンズに当たることは少なく、レンズのガラスが割れることが少なくなります。
カメラを落とした時や、コケた時、モノにぶつけた時にレンズフードがあればかなりの確率でレンズを守ってくれます。
レンズフードをつける一番の理由はレンズが割れることを防ぐということでもあります。
指紋がつきにくい
レンズフードがあると、レンズの前面に手が触れにくいです。
こちらは無意識のうちに触ってしまうことを防ぐ目的が高いです。
レンズフードがある(右)
このように不意にレンズの前面のほうに手がいってもレンズフードがあれば触れてしまう可能性を大幅に下げます。
雨の撮影でも濡れにくい
雨の日の撮影でも、レンズフードがついていれば風が吹いていたり、カメラを上向きにしない限り、レンズが濡れるということは少ないです。わずか数センチの出っ張りがあるだけで、ずいぶん変わります。
フィルターが落ちにくい
レンズの前にさらにフィルターをつけることがありますが、これもフィルターがゆるくつけられていて、落ちそうになった時も、レンズフードがあることによってフィルターが万が一外れても落ちにくくなります。
また、フィルターをレンズにつける時はレンズフードをはずしてしっかり装着してから、改めてレンズフードをつけてください。
③オシャレ
レンズフードはオシャレにもなります。もともとレンズフード自体の形がカッコイイですし、ステッカーやちょっとしたアクセサリーをつけやすいのもレンズフードの特徴です。
小さいレンズフードだとステッカーが大きすぎて貼れないなんてこともありますが、ステッカーを貼っておくことで、オシャレになったり、たくさんカメラが並ぶような撮影地でも、どれが自分のカメラかわかりやすくなります。
まとめ
レンズフードは帽子と同じ
レンズフードは
- 逆光フレアを起こしにくくする
- レンズを守る
- おしゃれ
という3つの効果があります。
我々が帽子をかぶる時とほとんど同じ効果があります。名前の通り、レンズにとっての帽子になっています。レンズフードをつけているデメリットはモノがかさばる以外はないので、できるだけつけておく習慣を身につけることをオススメします。