花の撮り方:花菖蒲 撮影のレシピ

こんにちは、Yutoです。
梅雨間近になるとよく目につくのが花菖蒲です。
花菖蒲には青や白をはじめ、様々な色がある他、形、大きさも様々です。
引きで撮るのも寄りで撮るのも楽しい花です。
この記事では花菖蒲の撮影レシピを紹介します。

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目次

撮影の基本

雨の日や早朝が狙い目

花菖蒲は日差しに当たると花びらがしなびれてしまいます。
そのため撮影の狙い目は雨の日やまだ太陽が出始めたばかりの早朝がオススメです。

また、雨が強すぎても花が痛むので条件としては好ましくないです。
一度傷んだ花は回復するのに2〜3日かかるそうです。

群生を狙う

Nikon D750 + Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2

花菖蒲は基本的に群生地になっていることが多いです。
池や湖などのほか、公園や寺や神社などといったところに多いです。

一本を狙う

Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

群生も規模の大小や密度がそれほど高くないところは、一本の花菖蒲を狙って撮る時もあります。一本の時は形や色の良いものの選定が重要です。特に花菖蒲は状態が良い時間が短いので綺麗に咲いている一本は貴重です。

群生を狙う時のバリエーション

水面を一緒に入れる

Nikon D750 + Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2

花菖蒲は水辺に生えていることが多いです。
そのため水面も一緒にいれて撮ることでリフレクションも楽しめるわけです。
リフレクションがなぜ美しく感じるのか、なぜ人気が出ているのかというと、そこに規則正しい分割ができていて構図がまとまるからなんです。感性は人それぞれと言いますが、美しく感じるものはある程度の共通要素があるのが面白いですね。

前ボケを使って奥行き感を出す

Nikon D750 + TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macro 1:1 272Nll

視線の誘導を意識する

Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

花菖蒲の群生地って結構散漫としてて切り取るの難しいんですよ。
そんな時こそ意識したのが視線の誘導。

Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

こんな感じで手前から奥に向かって視線が向かうような線を見つけると良いです。
この写真の場合は中間地点に人を配置しています。アクセントがあると目線も自然に誘導できるのでオススメです。

一本を狙う時のバリエーション

背景や周りが綺麗な色になるようにする

絞って撮る

Nikon D750 + TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macro 1:1 272Nll

花菖蒲は大きな花です。
そのためちょっと絞り気味で寄らないと花の大部分がボケてしまい、ピントを合わせる位置が難しくなります。絞りこむと背景がはっきりしてきて花が埋もれてしまうことがあるので、できるだけシンプルな背景を選ぶようにすると良いです。
この写真はF13まで絞って撮っています。

空をバックにする

Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

花菖蒲は背が高いので、わりと下から狙いやすい花です。
よく晴れた日は青空をバックにして撮影すると爽やかな雰囲気の写真になります。梅雨時期なので雨の日に撮る花というイメージが強いですが、晴れた日に撮ると爽やかな花だったりします。

茎が長いので縦構図が撮りやすい

Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

茎が長いので縦構図の写真も撮りやすいです。
特に花と同じ目線の高さや花よりも下から狙う時は縦構図が作りやすいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
花菖蒲の時期はアジサイや沙羅双樹なども咲いてきます。梅雨時なので雨具の装備をしっかりして撮影に臨みたいですね。
それでは、また。

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