ズームレンズあるあるをまとめた 撮影の注意点など

神奈川県大磯町 大磯漁港付近 2019/7/13

こんにちは、Yutoです。

僕はズームレンズをよく使っています。
このブログに掲載している写真もほとんどがズームレンズで撮影したものです。

  • FE 24-105mm F4 G OSS
  • AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

この2本をよく使っています。

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目次

ズームレンズのメリット・デメリット

メリット

  • 広角〜望遠まで一本でカバーすることができる
  • 値段がわりと安い

ズームレンズのメリットといえばなんといってもコレに尽きるでしょう。
レンズ交換をしなくても広角〜望遠まで幅広い画角をカバーしていることです。

とにかく便利。
その場にいながら遠くのものを撮ることなんて、素晴らしすぎます。
さらに危険な場所や立ち入り禁止などで被写体に寄れない場合、レンズ交換をしなくても寄れてしまうズームレンズは非常に便利です。

旅行の時や時間がない時は重宝します。

もう1つは価格です。
例えば24-105mm相当の画角を単焦点で揃えるとします。
僕の場合よく使う画角は24・35・70・90・105mm相当なので5本の単焦点レンズが必要になってきます。
1本の単焦点がズームレンズより高いというのはよくある話です。ズームレンズであれば1本買うだけでこれらの画角はカバーできてしまうので、コスパが良いです。

デメリット

  • 単焦点に比べると画質が悪くなりがち
  • 大きく開放できない

ズームレンズがカバーしている画角の幅が広いなら単焦点いらなくね?となるのですが、そうはいかない世の中になっています。

まず幅広い画角をカバーするために、レンズを対応させなければならないので、設計に無理が出てきます。
そうするとズームレンズのテレ端*・ワイド端*で歪みが大きくなったり、解像度が下がったりします。
特にテレ端での解像度の下りは顕著に出てくるでしょう。

また、開放絞り値が大きいので、ボカすことが苦手です。
綺麗な丸ボケはF2.8より小さい開放値のレンズでないと撮るのが難しいでしょう。
開放絞り値が大きいと星やホタルの撮影も難しくなります。例えば開放絞り値が4だとすれば星を撮影する時に十分な光を集めることが難しいです。

そのため、星・ホタル・人物・花などの被写体を撮ることが多い場合、ズームレンズはあまり向いていないレンズとなります。

用語解説

テレ端…ズームレンズで最も焦点距離が長くした状態(望遠側)のことを言います。
ワイド端…ズームレンズで最も焦点距離が短くした状態(広角側)のことを言います。

例えば24-105mmのレンズでは105mmがテレ端、24mmがワイド端ということになります。

どんな写真を撮る人に向いているか

  • 風景写真
  • スナップ
  • 旅行写真

このジャンルの写真を撮る人にはオススメします。
実際僕もズームレンズを使いまくっているので、もはやオススメしかしてないです。

旅行に行く時のレンズとしては本当にオススメ。
特にツアーなど自分が自由に動けない旅行はズームレンズがないと、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまうシーンが多くなると思います。

けれども、基本的にはポートレートや花も撮れるレンズです。

ズームレンズで撮影した写真

山梨県富士河口湖町 精進湖 2019/1/3
風景
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS
ファインアート
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS
東京都台東区 上野 浅草通 2015/3/17
都市風景
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
三重県四日市市 霞ヶ浦緑地 2018/1/13
工場夜景
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
三重県明和町 大淀祗園祭 2019/7/20
祭り
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS
神奈川県大磯町 大磯漁港付近 2019/7/13
ポートレート
花衣団体ルナフルージュ http://luna-fleuge.jp
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS
スナップ
Sony α7II + FE 24-105mm F4 G OSS

こんな感じでオールジャンルで撮ることができます。

ズームレンズの撮影で気をつけること

テレ端、絞り開放はできるだけ使わない

僕はテレ端の開放はできるだけ使いたくないなと思ってます。
その理由は

  • 解像度がめちゃくちゃ下がる

そのため、解像度が求められる風景写真ではテレ端開放を使うことはまずありません。
そもそも遠いところは空気が澄んでいないと霞んでしまうので、そこに解像度低下まで乗っかってくるともう作画崩壊状態です。
特にAPS-Cでありがちな18-300mmなどといった超高倍率ズームレンズはこの影響が顕著です。
逆に広角側の歪みはあまり気になったことがありません。広角側では周辺露光落ちが目立つかな。

スナップは解像度が求められないシーンではテレ端開放を使うことがあります。

テレ端開放を使わなくても良いようにする対策法

テレ端開放を使わないためには、自分が被写体に寄る、明るいところで撮るなどといった対策があります。
こうすることで撮影する時に自分が撮りたい構図をどう撮るか探すクセもついて一石二鳥です。

ズームに頼りきると構図作りが雑になる

さっきちょっとだけ書きましたが、ズームレンズのズームによる構図作りに慣れてしまうと自分が動くということを疎かにしてしまいがちです。

ただし、ズームしないと撮れない構図もあるのはたしかです。

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