こんにちは、Yutoです。
まさか人生で経験すると思っていなかった
出 版 をすることになりました!!!
どんな本を出版するの?っていう話ですが
Lightroom ClassicというPCソフトを使った現像テクニックとSNSに向けて写真を発信するにはどのようにしたらいいのかということを解説する本です。
どんな人に向いている書籍か
- Adobe Lightroom Classicを使って現像したい
- 写真の仕上げ方の考え方が気になる
- SNSで発信をしたい
- フォロワーを増やしたい
- バズってみたい
という方々に向けての本になります。
この本を読むことでわかること
- Lightroom Classicでの効率良い現像方法がわかる
- 何を考えてどのパラメータを調整しているかがわかる
- さまざまなシーンの写真を仕上げる時に考えていることがわかる
- バズのメカニズムがわかる
- SNS受けする写真について考えを深めることができる
日頃からInstagramやTwitter、Facebookなどで写真を発信している方は多いと思います。僕もその一人です。現在Twitterのフォロワーは45000人ほどで、バズを複数回経験しました。
その経験談やどうしてバズったかという考察をしたうえで写真をカテゴライズし、現像の解説をしています。
実際どのようなことが書いてあるのかちらっと紹介しますので、気になる方はお読みいただければ幸いです。
Lightroom Classicって更新激しいからすぐ時代遅れの本にならない?大丈夫?
と、お考えの方、それも大丈夫です。
なぜなら出版するにあたっての懸念事項のひとつだったので、すぐ時代遅れにならないように、現像の根本的な考え方をメインに推し出しています。(もちろん実際の手順も詳しく説明しています)
そうすればLightroomで機能が更新されても考え方の基礎は同じなので、長く使える本にすることができます。
本当に現像が上手くなる?
なります!
特に写真編集をはじめたばかりの方は、現像工程もですが現像の考え方の幅を広げるだけでも進歩すると思います。
スキル的な面では、この本を作るにあたって僕自身がLightroom Classicを使って現像の勉強をかなりしました。そうすると今まで使っていなかった機能や効率良い方法が次々と見つかってきます。本というのはどうしても誌面の都合上、無限に現像工程を増やせるわけではありません。
具体的には1枚の写真につき4STEPで仕上げる必要がありました。そうなってくるとできることは限られてきます。
本来の僕は部分補正をめちゃくちゃ使う人でした。しかし、4STEPだけだと部分補正は多く使えて3つまでです。それ以外は他の機能を使って行う必要があります。
幸いLightroomの部分補正は減算や共通範囲を使うことで、昔と違って複雑な範囲選択が簡単にできるようになりました。この複雑なマスクをはじめLightroomの機能をきちんと使うことでかなりシンプルかつハイクオリティそして効率良い現像ができるようになります。
さらに誌面に解説を残すという行為はかなり慎重にならなければなりません。今までは感覚的に使っていたパラメータのロジックなどをきちんと把握し、ミスリードしないようにテキストにする必要があります。
変な話ブログであれば、公開後も修正はいくらでも効かせることができますが、出版物となるとそうはいきません。そのためかなり慎重に精査する必要がありました。この知識を共有できるだけでも今後現像をするうえで役に立つこともあるのではないかと考えられます。
ちなみに本向けに再現像した作品も多く掲載していますが、いずれも過去のものと遜色ないあるいは改良された作品ばかりとなりました。
僕自身がこの本の執筆前後では自分の現像スキルが明らかに変わったなという実感があるので、この本に興味を持った多くの読者の方(特に初心者の方)もきっと現像スキルは上がるのではないかと思います。
本質的なところは現像の考え方
さて、現像方法でできることが増えるのはほぼ間違いないですが、現像工程を減らしたのにクオリティが維持できていることには理由があります。それはベースとして写真を仕上げる方向性、現像の考え方は同じだからです。
目的地は同じ場所ですが、そこへいかに効率よく行けるかということを考えて現像をすることで、工程を減らしよりシンプルな現像ができるようになりました。そのためにはLightroom Classicでできることをしっかり理解する必要があります。
さて、現像テクニックをいくら使えるようになっても使い所がわからなければ仕上げのクオリティにばらつきが生じます。そのためそれぞれの工程を紹介する時に、なぜこの処理をするのか、どうしたいからこの処理をするのかということが書いてあります。
ちなみにこの考え方を書く時にかなり苦労をしました。なぜなら感覚でやっていることもしっかり言語化する必要があったからです。本は自分だけで書くのではなく編集者やデザイナーにも自分の意図を理解してもらう必要があります。
ただこの言語化の作業は、自分が現像をする上で何を考えているのかが明確になるので、漠然と現像してしまっているなという人は一度言語化をしてみるのも良いかもしれませんね。
バズれる?
超ハイクオリティな写真ならバズると思いませんか?それが案外バズらないのです。もちろんクオリティが低いよりは高いほうがバズりやすくなります。それよりも可愛い猫の動画やちょっとユーモアな投稿のほうがバズってたりしますよね。
そこでこの本ではバズのメカニズム、自分がこれまでバズった写真の分析、そしてバズる写真に共通項はあるかというテーマでコラムを設けています。
まぁ細かい部分は色々ありますがそれは本に任せるとして、バズる前提として写真の意図を誰かに伝える必要があります。写真を誰かに見てもらわないことにはバズは起こらないので…。
そういう意味では「バズる!写真編集術」は「写真の意図を誰かに伝える編集術」とも言い換えられます。だからこそ現像の意図をはっきり持ってそれを達成するためにどのような調整をしているのかということを事細かに書いてあります。
自分の写真を誰かに見てもらいたい、バズりたいと思ってる方は、現像の考え方を身につけたうえでSNSの傾向、ひいては話題になりやすい要素とは何なのかということを掴んでもらえればと思います。
どういう流れで出版になったのか
出版するということを話すと、一番はじめに聞かれるのでこの際ここでも紹介します。僕の場合は営業活動をするわけではなく、たまたまお声がけいただいたいというラッキーパンチでした 笑
我ながら強運だなと思います。
きっかけはとあるツイートから
ことの始まりは、2021年8月のツイートまでさかのぼります。
田舎町の夜景をスナップ的に切り取ったものの写真編集(現像)の考えをビフォーアフターで紹介したところ、5万いいねを超える反応がありました。いわゆるバズというものです。
このツイートをきっかけに玄光社という写真関連の本を多く取り扱う出版社から、出版のお話をいただいたことが今回の経緯です。
出版社の方から本の内容に関するある程度の意向を聞いた後に、編集者の方と何度も打ち合わせで本の構成を決めていきます。その中で自分がどのように考えて写真を撮って仕上げているかということも伝えていきます。その中では普段感覚でやっていることも言語化することもあり、ここはめちゃくちゃ苦労しました。
でもそれを言語化しないことには内容をまとめる編集者に考えが伝わらないので、もう必死でした 笑
構成がまとまったら実際に作業に取り掛かっていきます。ある程度のフォーマットが決まっているのでそれに対して自分の考えを打ち込み、画像素材を用意していきます。これがまた結構なボリュームで、丸2ヶ月以上はこの作業をしていました。
しかも単純作業じゃないので、しっかり睡眠と食事をとって頭をすっきりさせておかないと、文章がまともに書けないんですよね。だから規則正しい生活をしつつも執筆作業に追われる生活が続きました。徹夜とかもってのほかですやっちゃだめ 笑
内容としてはAdobe Lightroom Classicを使った現像テクニックが詰まった解説本です。僕自身は写真を現像することは写真で見せたいものを伝える手段だと思っていて、単純に現像工程を紹介するだけではなく、どのような考えのもとで現像したかということを書いています。
初心者でも読み進められるようにLightroom Classicの基本的な使い方ではRAWデータをダウンロードして解説内容を実際に行えるので理解しやすいと思います。そのうえで実践編として28作品の写真を用いて現像工程を解説しています。
1枚1枚の写真のビフォーアフターを大きいサイズで載せているので、個人的には写真集的な使い方もできるなぁという感じです。
最後に「バズる!写真編集術」というタイトルはSNSをメインテーマに扱っているものの、写真を自分の中だけで完結するのではなく、他人に対してアプローチはどのようにすれば良いかという、写真を使って何かをしたいと考えている方に向けた本となっています。
僕は教室の運営をしており、現像講座も定期的に行っているので、教科書として使える内容にできればいいなぁという考えで今回の本を執筆しました。はじめての出版ということもあり、作業の流れが想像できておらず編集者の方に手厚いサポートを受けながらなんとか仕上げられることができました。
我ながら良い感じにできたかなと思います。
オンラインで注文ができるほか、書店で見かけたらぜひ手に取って見てみてください。
予約は↓のリンクより