こんにちは、Yutoです。
仕事帰りも撮影楽しめたらな…近場で撮影楽しめたらな…とお考えの皆さん!
夜景スナップでもどうですか?
大阪のような都市部の繁華街は明るいので、単焦点レンズがあれば夜でも比較的自由に撮影ができます。
もちろん三脚は不要。
この記事では夜景スナップの撮り方、イラストチックな写真に仕上げるプリセットの紹介、そして夜景スナップをしやすいエリアを紹介しています。
夜景スナップ撮影テクニック
夜景スナップとは
夜景をスナップのような感覚で撮ることを「夜景スナップ」と言っています。
後述しますが、単焦点レンズを使うと手持ちで夜景を撮ることが可能になります。
夜景スナップは主に都市部の繁華街で撮ることが多いです。
特に路地裏などの夜景スナップは情緒ある雰囲気にできるので良い被写体です。
夜景スナップに必要な機材
夜景スナップを撮るためには「単焦点レンズ」が必要です。
フルサイズカメラを使っているならF1.8ぐらいまで開放できるレンズが望ましいです。
APS-CならF1.4まで開放できるレンズが望ましいです。
実際に使った機材
夜景スナップで使っている機材は以下の通りです。
新しくα9を使い始めました。
これまでのα7IIよりオートフォーカスの速度と精度がかなり良くなり、ピント合わせは完全にカメラ任せでOKとなりました。
コスパが良いです。
とにかく安くフルサイズカメラが欲しいという方はオススメ。
ただし、夜景撮影においてはマニュアルフォーカスで合わせる必要があります。
基本的にレンズはこの2本のうちのいずれかを使っています。
スナップをする時は機材の軽さが重要です。
肩こり持ちの人ならなお重要です。僕とか。
たとえば50mm F1.8は50mm F1.4に比べるとレンズ性能が劣ります。
レンズグレードが低いと描写力やフォーカス関連の性能も下がるでしょう。
しかしながら、そういったレンズの長所は軽いことです。
いくら性能が良くても重たいレンズを使うと自分がバテてしまいます。
ついつい性能の良いレンズを選んでしまいがちですが、よく吟味して選んでくださいね。
24mmと50mmだと同じところでもイメージが変わります。
撮りたいイメージに合わせてレンズ選びをしましょう。
個人的にはオフィス街を撮るなら24mm、裏路地を撮るなら50mmが使いやすいと感じました。
夜景スナップ適した場所
繁華街の路地裏
夜景スナップをもっとも撮りやすいところは、繁華街の裏路地です。
表通りから1本入ったところの飲食街などが撮りやすいでしょう。
雑多な感じや、生活感がある感じをうまく写すとほっとするような写真が撮れます。
明るいところと暗いところのメリハリをつけるように仕上げると良いです。
高架下
高架下は、日中でも夜のようなスナップが撮れます。日中でもお店の照明が点灯しだす夕方ぐらいがオススメです。
通路は狭いですが、抜けが良いところが多いので撮りやすいです。
高架下にあるひとつひとつの看板や、天井からぶら下がる照明などを探し出して撮ることで、そこにいる人たちのストーリーが宿されているような写真が撮れます。
幹線道路
多くの人が使う幹線道路。
日常的に使っていると見慣れた光景がただ広がっているだけの空間ですが、そんな光景だからこそ良いなと思っているところが見つけやすかったりします。
商店街を通り抜ける幹線道路が撮りやすいです。
オフィス街
オフィス街での夜景スナップは、繁華街や飲食店街と違ってスタイリッシュな感じの写真が撮れます。
【トラブルを避けるために】夜景スナップの注意事項
スナップ撮影は、トラブルになる確率が高いジャンルです。
とはいえ、人が不快になるような撮り方をしなければトラブルは起こりません。話しかけられても好意的な対応をしていただくことも多いです。
ここでは、トラブルを避けるための注意事項を箇条書きにしておきます。
- 特定の人物をメインにするような撮影は避ける
→不快な思いをする人が多い - お店の営業妨害になるような場所での撮影を避ける
→お店の人やお客さんに迷惑をかける - ホテル街・歓楽街での撮影は避ける
→基本的に写真に写されたくない人が多い - 住宅街での撮影は避ける
→不審がられる - シャッターチャンスを待つ時は道の端っこへ寄る
→道の真ん中は通行の邪魔になる他、危険 - 正面に人が来た場合は極力カメラの構えを下げる
→不快に思われる。あなたを撮影してないですよという意思表示をする - 人の顔が写ってもできるだけボケるようにする
→誰かわからないぐらいボケると作品を公開しやすい - 注意されたら反論せずに素直に聞く
→トラブルの始まりで、よほど理不尽でない限りこちらが悪い - ここでの撮影は危なそうだなと感じたら撮影しない
→直感はわりと大切 - 同じ場所に長居しない
→不審がられる 迷惑になる
結構多いように感じますが、これらのことを守っても比較的自由に動けます。
大阪のおすすめ夜景スナップスポット
基本的には御堂筋線沿いがおすすめ
大阪という街の構造上、夜景スナップに適しているのは大阪メトロ「御堂筋線」沿いです。
御堂筋線は「梅田 – 本町 – 心斎橋 – 難波」などという大阪の中心部を通っている地下鉄です。
大阪にはJR大阪環状線が通っていますが、東京の山手線と違って繁華街はあまり通らないので山手線のイメージで周ると意外に感じるかも。
難波・千日前
大阪で夜景スナップをしやすい場所TOP3に入ります。
細い路地やネオンなど絵になる場所が多いです。象徴的なネオンや建物もちらほらあるので、ゆっくり散策しながら撮ると良いでしょう。
レトロな雰囲気が好きな人にオススメです。
法善寺
京都のような雰囲気があるエリアです。
小道が多いですね。先に紹介した千日前に比べるとやや静かな印象です。
落ち着いた雰囲気の写真が撮れます。
道頓堀
大阪といえば道頓堀を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
道頓堀川沿いやその周辺に広がる繁華街です。
きらびやかなネオンが多く、テーマパークのような雰囲気が楽しめます。道頓堀名物「グリコ」の看板も道頓堀にあります。
心斎橋
心斎橋は高級ブランド店や百貨店が建ち並びます。華やかな繁華街です。
綺麗なネオンが並び、特徴ある建物がちらほら見えます。
天王寺
天王寺はあべのハルカスがあるところでもあります。駅周辺の大通りは整備されていますが、ひとつ裏の道に入ると飲食店街が広がっています。
個人的にはローソン・たこ焼きやまちゃんのお店と看板の青,黄,赤の組み合わせが好きです。
近くにある「KYKかつ&カリー」のカレーが美味しかったです。
福島
細い路地裏に続く飲食店街が魅力的です。
梅田の隣駅で、梅田から徒歩で行くことも可能です。
梅田
大阪駅があり、大阪の玄関とも言えます。
大阪を代表する繁華街で、高層ビル群や百貨店が建ち並びます。
かなり整備されたエリアなので、スタイリッシュな写真が撮れます。
本町
大阪城下の中心として繁栄し、現在でもオフィス街として栄えています。
かつての城下町の区分けの名残があるのか、碁盤目のように道が張り巡らされています。
大企業の本社や支社も多く、竹中工務店やオリックスの本社が本町にあります。
綿業会館などレトロな建築物やオシャレなお店が多く、煌びやかな夜スナップが楽しめます。
天満
天満といえば飲み屋街ですが…
写真を撮るなら天満といえば天満市場の提灯です!インスタ映えスポットとしても人気があります。
飲み屋街も細い路地の両脇にお店が並んでいて雰囲気が良いですよ。
新世界(通天閣)
新世界といえば通天閣が有名です。
難波の道頓堀に並んで大阪らしい雰囲気がある街並ですよね。
角度によって異なる表情を見せてくれるのがおもしろいです。
ライトアップは数分おきに色が変わっていきます。
夜景スナップのレタッチはプリセットがあると楽ちん
レタッチはAdobe Lightroom Classicを使用
レタッチにはAdobe Lightroom Classic(パソコン版のみ)を使用しています。
ソフトはこれだけOKです。
これから紹介するプリセットも入れておくとさらに夜景スナップの仕上げがお手軽になります。
プリセットってどんな感じ?と思われるかもしれませんが、Lightroomには最初から入っているプリセットもあるので、そちらでどんな感覚か試してみてくださいね。
プリセットがあると楽な理由
夜の光は基本的に人工的な光です。
見た目では綺麗なのですが、カメラで撮ってみると色々な色が混ざり合ってごちゃついて見えます。
レタッチをすることで、綺麗な色に調整することができるのですが、写真1枚1枚を調整していると手間がものすごくかかります。
そこでプリセットの出番です。
さまざまな光が混ざっているとはいっても基本的には数種類の電灯や色なので、それに応じた修正を最初にある程度してくれるプリセットを使うとワンクリックでレタッチのベースができあがります。
そこから微調整をするだけで写真が仕上がります。
プリセットのメリット・デメリット
メリット
- ワンクリックで写真の雰囲気が整う
- ワンクリックで仕上がることがある
- 複数の写真・ギャラリーに統一感を持たせられる
プリセットがあると、ワンクリックで写真の色味をある程度整えることができます。
プリセットを適用した後、微調整をしていくとさらに良い仕上がりになります。
デメリット
- 仕上がりが単調に感じることがある
- プリセットと写真の相性が悪いことがある
- 時間が経った後、見返した時の仕上がりが気に入らないことがある
プリセットに頼り切ってしまうと、写真の仕上がりが単調になってしまいます。ただし適切なところで微調整をしていればプリセットを使っていても単調な仕上がりにはなりません。
もちろん統一感も維持されたままになります。
難しく感じる話かもしれませんが、プリセットを適用した時に違和感を感じるところを見つける感覚を持つことができれば問題ありません。
たくさんの写真にプリセットを当てはめていくと、だんだん気づけるようになるのでご安心ください!
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