こんにちは、Yutoです。
ポートレートを撮りたいけど
- どんなレンズを選べばいいのかわからない
- 初心者でもわかるような解説がほしい
こういった疑問にお答えします。
ポートレートのレンズ選びで見るべき項目
大前提としてこんなレンズがオススメ
- 単焦点レンズ
- よくボケるレンズ F1.4〜2.8
- 自分にあったイメージの焦点距離
背景を綺麗にボカすことで表現幅が広がる
ポートレートは大きく2つにわけて、モデルをメインとして撮る方法と、風景の中にモデルを入れて撮る方法があります。
その中でもモデルをメインで撮る時は背景も綺麗にボカせることができるとモデルを際立たせることができます。
そのため広角でもボケを作ることができる単焦点レンズがポートレート撮影においては圧倒的に表現幅が広くなります。
もちろんボケを使わずに背景もセットで見せるケースもあるのですが、そちらはやや難易度が高い撮り方となり、モデルが主役である場合は背景の情報を少なくしてモデルを際立たせるのがポートレートの王道といえるでしょう。
画角によるイメージの違い
はじめてのポートレートにオススメの焦点距離は35mm・50mm・85mmです。
特に35mmと50mmは比較的どこでも使える画角なので最初の1本はいずれかの画角にすると良いでしょう。
35mm
家族・恋人・親しい友人など距離感が近い人の何気ないしぐさなどを撮影しやすい画角です。
普通に会話しながら撮影できる距離感です。
距離感が近いのでモデルと1対1で撮る時に使いやすいレンズです。
50mm
35mmに比べてさらに距離感が近くなります。その分背景の処理は簡単になるのでポートレートを始める際にもっとも扱いやすいであろう画角の1つです。
その場の雰囲気や空気感を切り取りやすいです。
ポートレート撮影会などやや距離を置いて撮影するような場でも使いやすいでしょう。
85mm
モデル自体を綺麗に写しやすいです。
これぞまさに肖像画というような写真を撮るなら85mmです。
ファッションポートレートなど、とにかく被写体メインの撮影で使いやすいです。
85mmになるとそこそこの距離になるので、35mmや50mmに比べるとやや撮れる場所が限られる印象です。
24mm
距離感がかなり近いです。
広角ながらもゆがみは少なめですが、背景が広く写るので35mmや50mmに比べると扱いどころが難しくなるのが24mmです。
最初のコツとしては比較的シンプルな背景になるような場所を選んで撮ると良いですね。
狭いところでも撮れるので、モデルとの1対1の撮影時は使いやすいです。
135mm / 全身を入れて背景をボカす
モデルの全身を入れても背景をボカすことができます。
世界観が作りやすい画角ですね。
距離感があるので、コミュニケーションが取りづらく、ポートレート初心者だとちょっと扱いが難しくなります。
・ポートレートの最初の画角は35mm・50mmがオススメ
・もうちょっとボカしたいなぁとなったら85mm
・奥行き感があって躍動感あるのが撮りたい人は24mm
・世界観を創り出したい人は135mm
F1.2、F1.4、F1.8はどれを選ぶべきか
F値の数字が小さいほどよくボケるようになるとともに、より高級なレンズとなり画質も良くなります。
4000万画素以上のカメラを使っているなら、F1.2、F1.4のGMレンズを使うことをオススメします。シンプルに解像度の問題ですね。
F1.8のレンズは2400万画素のカメラでは解像度に不満はありませんが、4000万画素以上のカメラで撮ると周辺の描写がやや甘いのが気になってきます。SNSやブログ等にアップするぐらいの用途であれば画像圧縮されるので、そのあたりの描写はほとんど変わらないですけどね。
F1.2、F1.4のレンズがオススメな人
・とにかく綺麗にボカしたい
・高い解像度と綺麗な描写力を求める
F1.8のレンズがオススメな人
・安価なレンズが欲しい
・コンパクトなレンズが欲しい
ポートレート入門レンズ2選
- 扱いやすい画角
- コンパクト
- 安価
上位モデルのGMレンズに比べると画質はやや劣るものの致命的なものではなく十分実用的です。
予算に限りがあまりなく、綺麗なボケやより高画質さを求めたい場合はGMレンズですが、ポートレートに挑戦したいけど予算があまりかけられない、または軽い機材が欲しいという人はF1.8のレンズがオススメです。
SONY FE 35mm F1.8
【開放F値】1.8
【最短撮影距離 (m)】0.22
【フィルター径】55mm
【最大径x長さ (mm)】65.6 × 73
【重量 (g)】280
Eマウントを使ってポートレートレンズのデビューにふさわしいレンズといえるでしょう。
見た目がイカつくないので、撮られるのに慣れていない人にも威圧感が少ないというのがメリットです。
35mmという画角はどこでもカジュアルに撮ることができる他、背景も選びやすいので、はじめてポートレートを撮る人でも扱いやすいです。
SONY FE 50mm F1.8
【開放F値】1.8
【最短撮影距離 (m)】0.39
【フィルター径】49mm
【最大径x長さ (mm)】62 × 62
【重量 (g)】202
とりあえず安くで単焦点レンズが欲しい場合にオススメです。
画質は良く、コスパが高いレンズといえるでしょう。
コンパクトで軽いのでかなり持ち運びやすいのもポイントですね。
50mmの画角は子供や空気感を切り取りたいという人にオススメです。
やや距離を置いて撮ることもできるので、モデル1人に対してカメラマンが複数人いるような場でも使いやすいです。
ポートレートおすすめレンズ6選
SONY FE 35mm F1.4 GM
【表現力】寄れる・ボケる・ヌケが良い
【操作性】近い被写体を撮る時にフォーカスロックが使いやすい
【携帯性】軽い
【機能性】防塵防滴
ついに出てきました。35mmのF1.4。
ポートレートやスナップを撮る人にとって待望のレンズではないでしょうか。
35mmという画角は安定しており、構図も組み立てやすいです。
どんなシーンにも使いやすいレンズの1つです。
大口径単焦点レンズですが、質量が524gと持ち運びやすいぐらいになっています。
最短撮影距離が近いのも魅力的なところで、0.27m(AF時)0.25m(MF時)とかなり近づけます。
被写体に近づけると同時に、強烈にボカすことができるので、テーブルフォトも撮りやすいです。
SONY FE 50mm F1.4 GM
【開放F値】1.4
【最短撮影距離 (m)】0.41
【フィルター径(mm)】67
【最大径x長さ (mm)】80.6 × 96
【重量 (g)】516
SONY Planar T* FE50mm F1.4 ZAに代わって新しくGMレンズとして登場しました。
画質は向上した上で、サイズは一回り小さくなり、重量も200gほど軽くなっています。
高い解像度とやわらかいボケが両立しているレンズです。
人物と一緒にその場の雰囲気を切り取りたいのであれば、このレンズを使えば間違いないでしょう。
SONY FE 85mm F1.4 GM
【開放F値】1.4
【最短撮影距離 (m)】AF 0.85, MF 0.8
【最大径x長さ (mm)】89.5 × 107.5
【重量 (g)】820
高い解像度とやわらかなボケが両立しています。
近くからモデルを綺麗に撮るもよし、ちょっと離れたところからその場の雰囲気と合わせて撮るのも良いです。
とにかくモデルを綺麗に撮りたいという人にオススメです。
背景がとろけるようにボケるので、ファッションポートレートにもオススメです。
SONY FE 135mm F1.8 GM
【開放F値】1.8
【最短撮影距離 (m)】0.7
【最大径x長さ (mm)】89.5 × 127
【重量 (g)】950
背景のボケ具合がものすごいです。
人物の全身をいれるには結構離れる必要がありますが、それよりも奥に背景がある場合は、背景をボカすことができて人物を浮かび上がらせることができます。
焦点距離が長いぶん、撮影できる場所は選びますが、写真ならではの独特な世界観を作ることができます。
広い花畑や、長い道路、高原などスケールの大きいところで撮影することが多い人にオススメです。
SONY FE 24mm F1.4 GM
【開放F値】1.4
【最短撮影距離 (m)】0.24
【最大径x長さ (mm)】75.4 × 92.4
【重量 (g)】445
ボケるの?→広角でもボケます。
ゆがまないの?→24mmだとゆがみも少ないです。
さらに被写体に寄れるから標準画角で撮ったような写真も撮れます。
一見ポートレート向きではない画角に思えますが、実は使いやすい画角だったりもします。
モデルを風景と一緒にダイナミックに撮りたいという人や、出かけた先で気軽に撮りたいという人にオススメです。
ソニーストアでカメラ・レンズを買うほうが良い理由
My SONY IDに登録すると10%オフ
My Sony IDは簡単です。
登録してしまえばアプリで管理もできるので、スマホで管理もらくらくです。
クーポンが使える回数がありますが、ソニーストアで50000円以上の買い物をしていれば何回でも使えるので、カメラかレンズを買えば実質ずっと使える状態になります。
これ、何が良いかって他のソニー製品も10%オフで買えたり、長期保証が無料でつけられるという点です。
ソニー株を保有していると15%オフ
ソニー株を100株持っていると、株主優待として15%オフのクーポンがついてきます。
何を買うかにもよりますが、カメラなどの購入をする場合は利回りとしても純粋に良いので、かなりお得な優待といえるでしょう。
ちなみに僕は1600円のソニー株を買って、2000円ぐらいで売っています。
α7の発売ぐらいの時にフルサイズミラーレス一眼なんて革新的!これは伸びると思って買いました。
あれから10年経ちましたが、今は13015円(2023年6月28日現在)です。なぜ当時のソニー株を持ち続けていないのでしょうか。
長期保証ワイドで故障・水没など幅広いトラブルに対応してもらえる
3年~5年の長期保証ワイドに加入すると、故障以外でも対応してもらえます。
正直なところカメラ・レンズで多いトラブルは水没なので、これが保証されているだけでかなり安心です。
修理が不可能なら新品交換という対応もしてもらえます。
ただし、新品交換した場合はその時点で、ワイド保証が失効します。
α あんしんプログラムで様々なサービスを割引
αオーナーが入れるαあんしんプログラムに入ると、割引サービスが多いです。
- レンズ長期保証3年<ワイド>無料/5年<ワイド>50%OFF
- 清掃・点検サービス最大50%OFF
- 下取サービス5%増額
長期保証の大幅な割引や、清掃・点検サービスが半額になることがあるのはとてもありがたいです。
清掃は、カメラをよく使っていると結構ほこりとか気になるので定期的にやってもらうことをオススメします。
月々の費用をおさえる残価設定クレジットが便利
購入して24回払った後に、25回目の支払い時に残っている価格でもって下取りとするか、一括払いして自分のものにするかというのを選択できます。
たとえばα7IIIなら下のような感じです。
月々8100円の支払いを24回やって、25回目で残りの58,000円を全て支払うか、カメラを返却する代わりに58,000を手許に戻すかのいずれかです。
新しいモデルや上位モデルに買い換えたい場合は、下取り価格として使えるので次の購入は安く抑えられます。
レンズキットの場合も同じですね。
月々8800円の支払いを24回やって、25回目で残りの63000円を全て支払うか、支払わずに返却するかです。
ボディのみ返却するという選択もあります。その場合はレンズ相当分は支払います。