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こんにちは、Yutoです。
菜の花が咲いてくるとついに春が来たか!とテンションが上がっちゃいますね。
早いところでは2月の中旬から咲き、3月〜4月がメイン、寒冷地では5月ごろまで楽しめる花です。
鮮やかな黄色が特徴ですが、鮮やかすぎて撮るのが難しいのも菜の花の特徴。今回は菜の花に適したいくつかの撮り方とその考え方、そして撮った後の現像方法を紹介します。

今回紹介する写真の一部です

撮る時の考え方も載せていますので、比較的初心者の方や、季節物の写真がどうにもうまく撮れないといった方にオススメの記事です。
現像はLightroomのみ使用しています。

撮影の基本

主役を目立たせる工夫が必要

菜の花は黄色い花が集合体になっていることが多いうえに、花の色そのものが強い色をしているので主役として際立たせることが難しい花です。
さらに人里近くに生えていることも多い花なだけあって、背景も猥雑になることが多く難易度が高いです。

晴れの日の撮影がおすすめ

黄色一色の菜の花には青空がよく似合います。
黄色と青色は反対色なので、はっきりと区別することができます。

基本の撮り方

花と同じ高さ以下のポジションで撮る

Nikon D750 + TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macro 1:1 272Nll

基本的には花と同じ高さか、それ以下の高さから狙うのが良いでしょう。
本来、花の色は背景色として持ってくることができるのですが、菜の花の場合は黄色同士で主役と背景が溶け込んでしまうので、きちんと切り分けすることをオススメします。
特に菜の花の場合は青空との相性が良く、青空を背景にすることで爽やかで春らしい写真が撮れます。

大きくボカして主役と背景を切り分ける

Nikon D750 + TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macro 1:1 272Nll

明るいレンズや望遠レンズを使うことで、主役以外のものをボカしてしまえば、黄色同士であっても溶け込んでしまうことはありません。
ボケの作り方は3通りあります。
1,絞りを開ける
2,主役に近づく
3,主役と背景の距離を取る
これらを組み合わせることによってボケが作りやすくなります。
マクロレンズや望遠レンズを使うとよりボケを作りやすくなるでしょう。

画面いっぱいに菜の花を写す

左 Nikon D750+ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
右 Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

左右とも同じ菜の花畑での写真です。
第一印象が広いな〜と思ったので、その広さを伝えたいために撮りました。
最初に撮ったのが右の写真です。
この写真でも広いということはわからなくもないのですが、空が薄曇りで全体的に色がくすんだ印象になるのと、背景にあるものがあんまり綺麗ではありません。青空だったらまた印象は変わったかもしれませんね。

次に撮ったのが左の写真です。
この写真はちょっと小高いところから望遠レンズを使って撮りました。
ポイントとしては
1,花が密集している部分をメインに切り取る
2,花が少ない部分や畑ではない部分は写らないようにする
こうすることによって写真の外側にもさらに菜の花畑が広がっているように見えるのです。実際にはすぐ横に建物があったりするのですが...笑
特に花畑ではない部分が写っていると広さが感じられなくなるので注意しましょう。空を写さないので、晴れの日じゃなくても使えるテクニックです。

レンズ別 菜の花の撮り方

広角レンズ

広角レンズは広い風景を広く写すだけのレンズではありません。
主役の近くに寄って主役の魅力をはっきり写すだけではなく、背景の魅力まで同時に写すことができます。
また我々の視野以上の広さを持つ広角ならでは非日常感を写真で味わうことができます。

広角レンズを使って見上げて撮った

Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

菜の花の下に腕を伸ばして撮影しました。
菜の花が太陽に照らされて上に伸びていく、生き生きとした写真になりました。
カメラの高さは地面スレスレのところです。
極端なカメラポジションでも構図が確認できる可動式の背面モニターになっているカメラを使うことをオススメします。バリアングルモニターであれば最高ですが、チルトモニターでも問題ないです。
ちなみに太陽はそのまま写すと太陽の周りが白飛びしてしまうので、菜の花の隙間から太陽がチラ見しているところを探して撮影しました。

望遠レンズ

望遠レンズはどんな花を撮る時にも重宝します。
特に花畑や群生地を風景写真として撮るのが難しい日本では、その場所の魅力的な部分を切り取ることのできる望遠レンズはよく使うのです。

菜の花畑と青空をきっちり分けて撮る

Nikon D750 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

青空を背景に撮る時は順光で撮ると良いです。
さらに太陽光が当たっていることによって菜の花の黄色さが増し、存在感が強くなります。ちょっと雲がある日だとシャッターを切るタイミングによっては菜の花の部分が影になってしまい、色がくすんでしまうことがあります。
太陽にかぶっている雲がなくなり、菜の花に光が当たりはじめた時がシャッターチャンスです。
この写真のポイントは
1,菜の花に太陽光が当たっているタイミング
2,ピント位置は一番奥の菜の花
3,雲が良いアクセントになる
望遠レンズで切り取る時のコツは余計なモノが写らないようにすることです。この写真もこの位置から少しでも高さや左右にレンズを振ると電柱が写ったり、奥に隠れているフェンスが写ってきたりするのです。
切り取り方は視点の高さを変える、立ち位置を変える、ズーム位置を変えるなどといったことができます。5cm動くだけでも変わることが多いです。

菜の花畑のみで画面構成する

Nikon D750 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

菜の花畑の一番魅力的な部分を切り取ることができるのは望遠レンズならではです。
ちょっと小高いところから撮影するのがポイント。
お花畑を上から見ると気づくと思うのですが、意外と場所によって花の密度は変わるので密度の高いところをメインにします。
ピント位置は手前から3分の1ぐらいのところに持ってくると良いです。
そして広いと思っていても上から見るとすぐに花畑の終わりが見えてしまったりします。
この写真のポイントは
1,お花畑の密度が高いところをメインで切り取る
2,ピント位置は画面手前から3分の1ぐらいのところ

3,お花畑以外を写さない
4,曇りでも撮れる
曇りでも撮れるのがこの写真の強みです。
ちなみに曇りの日は菜の花に限らず、できるだけ空を入れずに撮るというのがコツですね。

マクロレンズ

主役に近寄りたい時はマクロレンズ一択です。
望遠レンズでも似たような撮り方はできますが、マクロレンズならではの至近距離で撮れる写真は望遠レンズとはまた違います。
一輪だけの花を撮ったり、もっと近づいて1枚の花びらやメシベ・オシベだけを撮ったり、表現幅は広いです。

1本の菜の花を主役にする

Nikon D750 + TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macro 1:1 272Nll

近くで撮れるので、1本の菜の花を主役にしてみました。
背景は他の菜の花の葉っぱや茎があってうるさい感じだったので、前ボケを使いました。レンズの目の前に菜の花を持ってくるとこんな感じに黄色くボケて背景を隠してくれます。
ピント位置は主役の中でも一番最初に目がいく部分か、一番手前の花びらに合わせると良いでしょう。
この写真のポイントは
1,前ボケを使って背景がうるさくならないようにした
2,ピント位置は一番最初に目が行く部分

1輪の菜の花にクローズアップする

Nikon D750 + TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macro 1:1 272Nll

この写真こそマクロレンズならではの1枚です。
かなり近い距離で撮っているのでピント位置はシビアです。
撮影のコツとしてはピントを合わせる時はライブビュー画面でピントを合わせる位置を拡大表示して合わせるのがオススメです。
ピントを合わせている時は身体が揺れるため、せっかく合ったと思ってもずれてしまいます。ピントが合ったと思ったらすかさずシャッターを切ることです。
何枚か撮らないとピントが狙った場所にないことも珍しくありません。
三脚を置いて位置がずれないようにすることも良いのですが、思った構図で撮れなかったり、近寄れなかったり、結局手持ちに変えてしまうことが多いです。また、風がちょっとでも吹くと三脚を使っていても花が揺れてしまうことによってピント位置がずれるので、基本的には手持ちで撮影することをオススメします。
この写真のポイントは
1,ピント位置はメシベ
2,シャッター速度は1/焦点距離×4ぐらいに
3,ピント合わせはライブビューで拡大表示する
4,ピントが合うまで何枚か撮る
余談ですが、後ろにふわっとした明るい部分があるのは逆光フレアによるものです。今のレンズだと逆光耐性がついていて、なかなかこのような描写は出にくいです。基本的に逆光フレアが出ると解像感が落ちてしまいますので、できるだけ無いほうが良いのですが、場合によっては味のある写真にしてくれることがあります。

菜の花の現像・レタッチ

Lightroomを使った現像

1枚目 逆光マクロ菜の花

まずは一番クセのありそうな写真の現像方法を紹介します。
逆光であり、解像度が低く、暗めに撮ってある写真の処理方法です。

この写真はまず写真全体の露出を+0.85 コントラストを+45しました。
そうすると全体的に明るくなって何が写っているか見やすくなりました。
ただ、このままだとちょっと暗いイメージなので部分補正をしていきます。
部分補正の内容は上の画像の注釈通りです。

部分補正をすることで、写真の暗い部分が少なくなりました。
後ろのハイライトを強くすることで、生き生きした雰囲気を出しました。
さらに、めしべとおしべを他の部分に比べてメリハリを持たせることで力強いイメージも持たせています。
比較的シンプルな現像でしたので、現像時間は10分ぐらいでした。

順光で菜の花と青空

見出しにも使っているもっともスタンダードなタイプの菜の花写真です。

1,ホワイトバランスを6500K→5500Kにする
撮っている時は菜の花の黄色のイメージを崩したくなかったのです。
その代わり青空が黄色っぽくなっているので、まずはそこを補正します。

2,露光量を+1.45
暗いので明るさを持ち上げて調整します。
雲が白飛びしてしまわないように注意しながら明るくしていきます。

3,彩度(ブルーのみ)+60
青空が地味な色をしているので、色を増して爽やかにします。
たぶん実際も彩度を上げる前ぐらいの地味な色味をしてるんだと思います。でも人間の脳内補正というのは立派なので、都合の良い色味の部分を記憶して思い出として持ち帰ります。
だから写真では記憶色の部分を再現して組み合わせます。

4,色相(ブルーのみ)+10
ブルーの色相を+側に振ると紫に近づきます。反対側は水色になります。
これは正直好みの問題も大きい部分ですが、ブルーを少し紫に振ってやると空の色に深みが出ます。

ここまでが全体補正でできた写真です。
ここからさらに続きます。

5,部分補正で菜の花の色を調整する
空を鮮やかにしたぶん、菜の花がくすんでいるように見えるようになってしまったので、菜の花の部分だけ色味と明るさをさらに調整します。
ホワイトバランスを+15
露出+0.6
コントラスト+45
ホワイトバランスを調整したのは理由があって、写真だと実際に見た菜の花の黄色さよりもちょっと緑がかって写っているように感じました。
さらに菜の花の黄色みが増すことによって、青空の爽やかさがより映えるようになりました。

工程を書くと長く感じるかもしれませんが、実際の作業としてはかなり少ないので、現像時間は5分ぐらいで完了しています。

今回は菜の花の撮影から現像について紹介しました。
長かったですが、いかがでしょうか?
解りにくいところがあれば、ぜひともご指摘ください。
補足・修正します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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