こんにちは、Yutoです。
春のはじまりといえば、河津桜や梅が咲いてきますよね。
それら花の蜜に寄ってくるのが「メジロ」です。
黄色くてスズメよりも小さいサイズで、かわいらしい。とにかくかわいい。
ただでさえかわいいメジロが、ピンクの花の蜜を吸っているものなので、それはもう老若男女問わずキュンキュンしてしまうわけですよ。
さて、今回は梅×メジロ「ウメジロー」と河津桜×メジロ「サクジロー」の撮影テクニックをご紹介します。
実際の作例写真と、撮影設定を載せていくので、これから撮影にいく方の参考になれば嬉しいです。
ツイッターに写真を投稿したところ、多くの方から反響をいただきました。
「春が来た」とか「かわいい」という声もたくさんいただいております。
春の訪れを真っ先に感じとることのできる、メジロ撮影は楽しいですよ。
ウメジローもサクジローも基本テクニックは同じ
撮影テクニックまとめ
- 撮影モードはマニュアルまたはシャッタースピード優先です。
- 連写ができるようにしておく
- フォーカス設定はAF-SまたはAF-Cで追尾フォーカス
- 午前中の撮影がオススメ
- メジロは群れがいる満開の木と枝目星をつける
撮影設定
撮影モードはマニュアルモードか、シャッタースピード優先モードです。
メジロの動きは素早いので、シャッタースピードは1/4000以上の早さが理想です。
F値は大きく開けるほうが背景ボケが綺麗になり、メジロが浮かび上がりますが、そのぶんピントを合わせるのが難しくなります。
個人的には500mm相当の画角であればF値は4〜8ぐらいが良いと感じました。
ISOは低いほうがクリアな画質をえられます。上限1000ぐらいまでが理想です。
撮影設定の基準
僕自身がメジロ撮影する時は、とりあえずこの設定にして撮影に入ります。
- SS:1/3200
- F:6.3
- ISO:800
撮影テクニック
撮影環境:満開の木・午前中がおすすめ
メジロの撮影に必要な条件は、満開の木・午前中であることです。
またメジロの色味をはっきり出したい場合は、順光か、曇りの時に撮影するとが良いです。
手前の枝に止まるのを待つ
焦点距離:500mmトリミング有 SS:1/4000秒 F:8 ISO:1000 天候:晴れ 背景加工あり
手前の枝に止まったメジロを撮ると、構図が整いやすいです。
奥の枝に止まっているメジロは枝がかぶったり、ピントが合わなかったりしてしまいます。
メジロの飛び立つ瞬間は予測が難しいです。
基本的には蜜を吸って違う枝に飛んでいくので、花から口を離した後に飛び立つことが多いです。
そのため、花から口を離したら飛び立つまで連写をして撮れているかどうかを確認します。
ほぼ運ゲーですね笑
連写が早いカメラは有利です。
望遠にしすぎるとフレームアウトしやすいので、少し広角で撮ってトリミングをして構図を整えるのも良いです。
メジロが止まりがちな枝を観察する
焦点距離:500mmトリミングあり SS:1/4000秒 F:6.3 ISO:800 天候:晴れ
メジロが止まりがちな枝があります。
メジロにとって止まりやすかったり、花の蜜が美味しいとかあるのかもしれません。
止まりやすい枝はメジロの観察をしているとなんとなく掴めてきます。
メジロの群れはじわじわ移動していきます。
うまく探せないという人は、メジロを撮っている人だかりについていくと良いです。
メジロのカップルは毛づくろいをすることがあります。
長いと1分以上毛づくろいしていることも少なくありません。
毛づくろいをする前はどちらかが羽をぶるぶるさせてアピールしているため、予兆がわかります。
2羽が近くにいたうえで羽をぶるぶるさせていればチャンスです。
一脚・三脚があると良い
焦点距離:500mm SS:1/2500秒 F:6.3 ISO:320 天候:晴れ 背景加工あり
一脚や三脚のように支えがあると良いです。
望遠レンズは基本的に重たいため、手持ちで持っていると腕が疲れてきます。
疲れが出てくると集中力がなくなったり、うまく支えられなくて手ブレの原因になってしまいます。
支えがあると撮影中に楽ですし、手ブレによる失敗が少なくなります。
一脚は移動もしやすいので、メジロ撮影の時に重宝します。
一脚を持っていない人は三脚を一脚のように使うと良いですね。
曇りの日の撮影もオススメ
焦点距離:500mmトリミング有 SS:1/800秒 F:6.3 ISO:320 天候:曇り
曇りの日はコントラストが低いので、良い色が出ます。
止まっているメジロだとISOを低くして、シャッタースピードもゆっくりすることができるので、画質の良いメジロを撮ることができます。
良い機材を使うとより良い写真が撮れる
メジロ撮影は良い機材であるほうが、より簡単に撮影することができます。
カメラの連写性能はもちろん、レンズの解像感やオートフォーカスの早さ・正確さは機材差がかなり出ます。
メジロ撮影にオススメのカメラとレンズ
- 連写性能:20コマ/秒
- 最速シャッタースピード:1/32000秒
- 画素数:2420万
α9シリーズを持っていればメジロ撮影は行いやすいです。
1秒間に20コマという連写性能はシャッターチャンスを逃しにくくします。
実際触ってみると本当に早いです。
メジロの動きはとても早いため、連写性能がシャッターチャンスを逃さないようにするポイントです。
連写性能だけではなく、オートフォーカスは速くて正確、シャッタースピードも1/32000秒まで速くすることができるので、メジロをかっちり写すこともできます。
- 連写性能:10コマ/秒
- 最速シャッタースピード:1/8000秒
- 画素数:6100万画素
画素数の大きさが最大の魅力です。
画素数が大きいことで、メジロをより細かく描写できるだけでなく、トリミングによって構図を整えることができます。
メジロの動きは人間の反射神経で対応できないので、撮影段階で構図を整えるのは至難の技です。
高画素機ならトリミングをして構図を整えても、画質に余裕があります。
- 連写性能:11コマ/秒
- 最速シャッタースピード:1/4000秒
- 画素数:2420万画素
α6400のオートフォーカスの速さと正確さはかなり優秀です。
2019年では世界最速のオートフォーカスができるカメラとして認められています。
また、APS-Cは望遠側に強いです。
フルサイズの1.5倍の望遠になります。
メジロは小さいのでかなり大きなメリットですね。
メジロ撮影においてコスパがめちゃくちゃ良いカメラです。
400mmという超望遠域が使えるズームレンズです。
Gマスターレンズなので、解像度やオートフォーカス性能が優秀です。
望遠レンズですが、野鳥以外も撮影するよという人は100-400をカバーしているという汎用性の高さもオススメできます。
野鳥撮影など望遠で撮影するものに特化したレンズです。
600mmまであるため、かなりメジロに寄ることができます。
開放値が6.3ですが、超望遠なので結構ボケます。