こんにちは、Yutoです。
写真を撮る時に構図ってどうすればいいの?
という疑問にお答えするための記事です。
10パターンの構図と実際の写真を使って解説しています。
初心者の方も経験のある方も構図パターンを知っていると写真の構図に迷いがなくなります。
紹介する構図10パターン
日の丸構図
日の丸といえば日本の国旗です。
日本人だからでしょうか、日の丸と聞けば円がど真ん中にあると最もわかりやすい言い方ですね。
ど真ん中にメインの被写体となるものを持ってくる構図です。
風景・ポートレート・花・スナップなどどのようなジャンルでも使いやすい構図です。
初心者向け構図…などと言われておりますが、僕は大好きな構図でメインの被写体の主張を強くするには日の丸構図はもってこいです。初心者からプロの写真までジャンルを問わずよく使われる基本的な構図の作り方です。
二分割構図
人は左右対称のものを見ると美しいと感じるそうです。
この写真はまさに左右対称にしたくて、実像と虚像の境目をど真ん中に持ってきました。
これはリフレクションを使って二分割構図にしたものですが、例えば鳥居を真正面から撮ったものや、画面の半分が暗くてもう半分が明るいなどといった写真も二分割構図になっていきます。
三分割構図
下は田んぼ、真ん中は桜、上は空と画面を大きく3つにわけて構成しているのが三分割構図です。
構図の中では最もポピュラーであり、カメラのファインダーのガイドラインも設定で出せたりするほどです。
よく聞く名前の構図ではないかと思います。
僕は写真を撮る時に三分割構図を一番使っています。
近景・中景・遠景をそれぞれ三分割に均等にしたりします。例えばこの写真であれば田んぼ・桜・空を三分割にしています。
個人的には構図で迷ったら「とりあえず三分割」というぐらいオススメな構図です。
三分割交点構図
三分割構図のパワーアップ版です。
縦と横を三分割にして、その交点となる部分に被写体を持ってくる構図です。
この場合だと塔がわかりやすい位置に配置されています。
メインの被写体を真ん中以外に配置したいと思ったら、この構図で縦と横の交点となる位置にメイン被写体を持ってくるようにすることが多いです。
三分割構図と同じく使いやすい構図です!
対角線構図
写真の斜め線の位置に被写体を配置する構図です。
視線を誘導しやすく写真に奥行きを出しやすい構図といえるでしょう。
放射構図
放射構図は対角線構図よりわかりやすく手前から奥へ視線を誘導させることができます。
使いどころは、この写真のような奥へ抜けているところです。
道やホームに来る電車、階段などは放射構図にうってつけのところです。
トンネル構図
見せたい被写体の周りを暗くしてしまう構図です。
レンズ絞りを開放にすると現れやすい周辺露光落ちや、影で暗い部分と光が当たって明るくなっている部分をうまく使う構図です。
言葉にすればするほど小難しく感じてしまうので説明はここらへんでやめときます 笑
正直あんまり意識して撮ったことのない構図です。
構図として考えるよりは、単純に明るい部分と暗い部分がある写真と考えたほうが気楽そうです。
三角構図
画面上に三角形の要素を使って被写体を配置していきます。
写真に奥行きを持たせやすい構図の1つです。
うず巻き構図
うずを巻いた構図で、黄金比で構成されています。
葛飾北斎の「富嶽三十六景」が代表的なうず巻き構図です。
黄金比率とは見た目的にもっとも美しいとされている比率です。
この構図は写真だけではなく、デザインレイアウトなどにも使用されています。
これを詳しく解説するのはまた別記事にしたほうが良さそうなので、気が向いたら別記事で解説します。
黄金分割点
直角三角形が4つ組み合わさって構成されている構図です。
黄金分割点は三分割交点と非常に似た位置になっているので、基本的には三分割交点を基準に考えるとわかりやすいと思います。
まとめ
色々な構図がありますが、僕がよく使っているのは三分割交点構図です。
風景・スナップ・ポートレートなどオールジャンルで安定して使える構図です。
また、基本的な構図とされているため、カメラのファインダーや背面モニターのグリッドにも三分割線が表示できるものが多いです。そのため初心者でもわかりやすい構図といえましょう。
シンプルに考えられる構図なので構図に迷った時はとりあえず三分割交点に当てはめてみたりもします。
構図で注意したいのはセオリーに従いすぎて、本来写したいものの魅力が最大限発揮されないことにあります。そのため構図のセオリーは覚えはするものの、頼りすぎずにまずは自分の感覚に素直になってから使うのが良いかなと思います。
初心者の方や構図のことがまだよくわからないと言った方は、ひとまず「日の丸構図」「三分割構図」を覚えるとスムーズに構図が作れるようになると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
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