こんにちはYuto(Twitter, Instagram)です。
本日の気温37.5度。微熱か…と思いますが近年の夏は半端ない暑さですね 笑
一瞬外に出ただけで汗がナイアガラの滝状態になるような気温なので、それでも出かけるのは夏にしか撮れないエモさがあるからです!!!
今回は唐招提寺と薬師寺に行ってきました。
時々母親から「薬師寺は電車で行けるの?」聞かれるのですが、近鉄橿原線「西ノ京」駅から徒歩5分です。唐招提寺も同駅から徒歩10分ぐらい。2つのお寺はご近所さんなのです。
エモいとは?
若者言葉のひとつです。感情的であるとか情緒的である時に使われます。
起源は2通りあって英語の「Emotional」が起源であるとか、1990年〜2000年代初頭の音楽ジャンルの「emo」が起源であると言われています。
具体的には嬉しい、感動的、ノスタルジー、哀愁、郷愁など幅広い意味合いを持ちます。
「あはれ」や「をかし」などといった古語にもなんとなく近い感じがします。
ちなみに調べるとWeblioでめちゃくちゃ詳しく解説されています。
旅感が出る電車旅が好き
電車旅は旅感が出るので好きです。特に大都市の都心から少しはずれた路線はアクセスも良くローカル線のような雰囲気も出ていて旅感が強くなります。
今回は大阪難波から近鉄に乗ってスタート。
大阪難波→大和西大寺→西ノ京
というルートです。
近鉄の普通・急行は古い車両も作っていてレトロさが出ます。
この車両は昭和40年〜50年代のものだと思われます。
夏旅にかかせないのが帽子。とにかく何もなしだと暑いし日焼けするしでとてもじゃないけど外にはいられなくなってしまいます 笑
麦わら帽子はエモい。
車窓風景。稲も育ってきて緑と青のコントラストが美しいですね。
西ノ京駅周辺
味のある駅風景。とりわけ街中にある駅でもないのですが、唐招提寺と薬師寺という大きな寺が2つもあるので、日中は観光客のために急行や特急が停車します。
駅前には数軒のカフェや飲食店があります。
基本的には住宅街ですが、かなり古いと思われる建物や壁が特徴的。
入道雲が出てきていました。まさに夏といった感じが良いですね。
撮った時はめちゃくちゃ暑くて早くも余裕がなくなってきてましたが、こういう写真が撮れるのは夏ならでは。きっと来年の夏には暑さのことなんて忘れて、エモさを求めて夏の写真をくたくたになりながら撮りにいってると思います。
「よしむら」というそば屋さんで食べた梅とろろ蕎麦。あっさりめの味でするする入っていきます。
唐招提寺
唐招提寺は唐の鑑真によって8世紀(759年・奈良時代)に創立されました。ざっと1250年以上前ですね。
唐招提寺といえば写真に写っている金堂がシンボル的な建物です。
金堂は古代寺院における本堂を表す呼び名のことであり、奈良時代に建立された金堂の中では唯一現存するものだそう。つまり築1250年以上の物件。
通常建物の価値は築年数とともに下落していきますが、この域までくると築年数とともに価値が上がっていくのでしょう。
今まであまりやってきてなかったぽつんとシリーズ。Instagramではずっと流行っていますが、今回は麦わら帽子と手編みの丸かごが持ってきてもらっていたのでやってみました。
なるほど、エモい。
松の木と夏雲と青空のコントラストが美しい。こういう写真は地味に絵にするのが難しいのですが、これはお気に入り。
夏ならではの1枚にもできました。
鑑真和上御廟前のコケが超絶エモい
唐招提寺には実は苔スポットがあります。この近場だと秋篠寺にありますが、まさかここにもあるとは…!
一面緑の苔絨毯は癒されますね。
直射日光は暑いけどこういう日陰はかなりマシです。蚊が多かったので虫除け対策していくと良いです。
薬師寺
天武天皇によって7世紀(680年・飛鳥時代)に創立されました。もともとは飛鳥の藤原京に建立されましたが8世紀初頭に西ノ京に移転されました。
金堂。パッと見4階建てか?と思いましたが実は二階建て。1976年(昭和51年)に再建されたものです。
大講堂。中国らしい建物だなと感じながら見ていました。調べてみるとこのころは白鳳文化という中国の影響を受けた華やかな文化が華開いた時代だそうです。
律令など国の制度も中国から取り入れてきたものが多いので建築物や都の構造なども同じように取り入れたのでしょう。
ちなみに仏像の台座はペルシャ仕様の模様から中国・朝鮮仕様の模様などさまざまな地域の文化を取り入れて造られていることがわかります。
人と比べると建物が大きいことがわかりやすいです。
国宝「東塔」は現存する平城京の建物の中で最古
薬師寺といえば三重塔。東塔は平城京に残る最古の建物として国宝に指定されています。730年(奈良時代)創建。薬師寺創建当初から唯一現存している建物です。2009年〜2020年の間に大規模修理が行われ今再び我々の目の前に姿をあらわしました。
実は写真を撮った背後にも三重塔があってそちらは朱色に塗装されたものですが、写真を撮り忘れるという失態を犯しました 笑
まとめ
薬師寺と唐招提寺は同じ「西ノ京」から徒歩圏内で行けることがわかりました。車でも公共交通機関でも比較的アクセスしやすい場所ですね。
どちらも8世紀に建立されたもので現存する建物がある貴重な寺院です。
1200年の時を超えてもなお変わらぬ姿で残っている様をぜひ一度見に行ってみてはいかがでしょうか。