こんにちは、Yutoです。
自然湖と油木美林遊歩道で撮影してきました。今までも自然湖には何回か行ったことがあるのですが、今回の撮影は夏ということで撮影記に残しておきます。
秋の自然湖の記事はこちら
緑深まる自然湖は神秘的です。紅葉がメインシーズンとして人気ですが、この時期も良い写真が撮れました。
ただ、気象条件が難しく、狙った条件で撮影するのは何回か通う必要がありそうです。
自然湖
自然湖とは

自然湖は1984年(昭和59年)に発生した長野県西部地震で、王滝川が土砂で埋まり、川がせきとめられてできた湖です。
湖面から立ち枯れ木が出ているのが特徴です。
立ち枯れ木がある湖はたまにありますが、自然湖ほど数があるところは日本全国で見ても少ないです。
自然湖の駐車場
自然湖のすぐ側に10台ほど駐車できるスペースがあります。
ストリートビューで右側が駐車スペース、左側が自然湖です。
余談ですが、自然湖付近ではスマホの電波が入らないので調べ物や連絡事項は事前に済ませておくと良いです。
自然湖の40分ほど手前にある「道の駅 三岳」は電波が入るほか、自販機なども充実しているので、最寄りの休憩所として使用できます。
撮れた写真
撮影時期は8月。撮影時間は6:00〜7:00頃です。
天候は曇り。もやなどなかった(泣


この立ち枯れの密度がすごい!
風景写真は一期一会と思ってます。
いつでも撮れると思っていたら、急に撮れなくなってしまったということがザラにあるからです。
たとえば、この立ち枯れも年々少なくなっていっているとのことなので、いずれは撮れなくなってしまいます。
10年以上は撮れると思いますが、撮れる時に撮っておくのがベストなのかなと。

自然湖の橋を渡った先にあります。
湖面のすぐ側まで近寄ることができるので、より自然湖を身近に感じられる場所です。
前景と背景の両方に木を入れることで奥行き感を出すことができます。

長時間露光(シャッタースピード5秒程度)をすると湖面がサラサラになります。
対岸のリフレクションも綺麗に浮かびあがり、幻想的な写真に仕上がります。


湖のそばにある草地。整備されているので歩きやすいです。
奥から入ってくる朝の光と、倒木が良い雰囲気を醸し出していました。
この手の写真は撮影はもちろん、レタッチも楽しいので、1枚で2度楽しめます。
ツイッターのレタッチ解説では絵画チックに仕上げたものを掲載しています。

倒木にズームアップしました。よく見るとかわいらしい苔がびっしり生えています。
朝日によってハイライトが輝いていて綺麗でした。
油木美林遊歩道
油木美林遊歩道とは

油木美林遊歩道(あぶらぎびりんゆうほどう)は木曽五木が見られる天然林の森です。
渓谷美や滝を撮りながら散策できます。
往復で4時間ほどかかりますが、今回の撮影では駐車場から5分ほど歩いたところの不易の滝付近で撮影してきました。
駐車場
駐車場はかなり広くなっています。
自然湖からは車で40分ほどです。途中山道をのぼっていきますが、それほど狭い道ではなく、ファミリーカーでも行くことが可能です。
撮れた写真
撮影時期は8月。撮影時間は8:30〜9:30頃です。
天候は曇り。マットな光加減の中、森ならではの緑色がはっきり出ました。

渓谷沿いを歩いていきながらの撮影です。
大きなシダがあったので、前景に入れて川を撮影。前景が立派すぎて川が小さい 笑

苔が多くて癒されます。個人的に苔の緑が好きすぎて苔を見ると無条件に撮影したくなっちゃいますね。



渓谷での構図探しは定番がないので自分で探すことがほとんどです。
自分の場合は手前に小さな水の流れや、岩を配置することが多いです。質感がわかるとよりリアルに感じられるからです。
背景は光が差し込んでいる森にすることが多く、空を入れることは少ないです。



こちらは「不易の滝」です。上のほうは葉がもさもさしていて見にくいですが、結構大きい滝ということがわかります。
滝までの距離はそこそこあるので、ズームレンズがあると滝を大きく切り取ることができます。

かつては巨木だったであろう木の幹。もののけ姫のような世界観が広がっていました。
使った撮影機材
まとめ
自然湖と油木美林遊歩道は緑いっぱいの空間でした。
自然湖はモヤが欲しかったですね。
朝は気温がぐっと冷え込むのでモヤが出やすいところです。しかしながら、雨上がりの次の日でないと湿度不足なイメージでした。
気温にすると15〜18度ぐらいだったので、冬用のウェアなどがあると暖かいです。
油木美林遊歩道は、駐車場から滝まで近いので手軽に撮影を楽しめます。自然湖の後に近くの撮影スポットでどこかないかな?と感じたらぜひ訪れてみてください。