こんにちは、Yutoです。

2020年3月に写真展をしたので、その備忘録がてらこの記事を残します。
今後の参考になればと思います。

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写真展の開催を決めるまでのこと

やるべきこと

  • 写真展を行う場所(ギャラリー・カフェなど)
  • テーマをどうするか
  • 期間はどうするか
  • 予算はどのくらいにするか

写真展を行う場所

まず、展示する場所が必要です。
最も一般的なのはギャラリーを借りることですね。
カフェの一角を借りて展示している写真展も多いです。
どれくらい写真を見られたいか…ということを考えて選ぶと良いかもしれません。

例えばじっくり見てもらえる順なら…
ギャラリー>カフェ>ショッピングモールなどのホール
といった感じでしょうか。ショッピングモールなどはフォトコン受賞した際に展示されることが多いので、自ら選ぶといったことはあまりありませんが。

実際に展示する場所は目で見ておくと良いです。
空間のスケール感を掴みましょう。

図面や写真だけではどうしてもスケール感などがつかみにくく、写真を展示する時とのギャップが大きくなってしまいます。
わかりやすい例は家の中で見るA3の写真って大きいですが、ギャラリーの中で見るA3の写真って結構小さいです。写真を見る距離や、展示する空間の大きさによってこのあたりのイメージはかなり変わります。

また、実際に行くことによってアクセスのしやすさや手段もリアルに感じ取れます。具体的には駐車場の広さや駅からの距離などです。

テーマをどうするか

写真を展示するにあたって「テーマ」がないと、展示する写真を選ぶことが難しいでしょう。
テーマは様々あります。基本的には普段自分がよく撮っているものだと選びやすいです。

  • 場所
  • 撮影ジャンル
  • モノ

など、テーマのジャンルも様々です。
テーマによって自由度も違います、縛られるテーマもあれば、本当に自由に選べるテーマもあります。

テーマは複数組み合わせるのもありです。
例えば「”三重県”の”風景”」「”東京”の”日常”」などです。

期間をどうするか

期間は大事です。
せっかく写真展をやるならたくさんの人に見にきてもらいたいですよね。

今回は写真をやっている人がたくさん来る時期にしました。
三重県で3月といえば「梅」が咲いている時期なんですね。
いなべ梅林公園・鈴鹿の森庭園・結城神社 など梅の名所がたくさんあります。
これらの場所に撮影に来た人たちがついでに寄ってってくれるといいなぁ という算段です。

半年ほど前に期間を決定してそれに向かって進むと準備も行いやすいでしょう。

予算を決める

写真展って結構お金がかかるんですよ。
展示会場の賃料・プリント代・DMの制作・フォトブックの制作・名刺の制作など様々な項目でお金がかかります。遠方で行うのであれば交通費もかかってきますね。

この段階では細かく決めずにざっくりと何万円以内に抑えるという考え方で大丈夫です。
販売ができるところであれば、いくら回収できるかによって予算枠の拡大も考えることができます。

開催の決定と準備

先に上げたことを決めたら、展示会場に連絡して会場借入の予約をします。

スケジュール表を作ると良い

写真展を開催するとなったらスケジュール表をつくっておきましょう。
エクセルシートを使って作成しました。

項目はカテゴリをだんだん細分化しながら作っていくと考えやすいです。
例えば、展示で必要なものは展示写真とブックなど写真以外の展示物があります。その中で展示写真に対して必要なのはプリント発注やキャプションなどが必要になってくるという考えができます。写真展によって必要なものは変わってきます。

  • 理想は口頭説明なしでも見た人が何をいつまでにすべきかわかるスケジュール表

この表は口頭説明した部分もあるので、もっと良いスケジュール表の作り方があるかもしれませんが、とりあえず写真展で必要なものは何があったか参考になれば嬉しいです。

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制作

DM(一番早く作るもの)

写真展の開催を告知するためのものです。

100mm × 148mm のはがきサイズで作成します。
ポストカードとも呼ばれ、来て欲しい人には直接郵送することもできる優れもの。

郵送以外にも直接手渡しや、店頭に置く、誰かに渡してもらうなどいろいろな手段で拡散することができます。

基本的には販促用ツールですが、DMそのものを作品として展示することも可能です。
ポストカードは作品として配布・販売されていたりもしますね。

発行枚数

今回のDMは700枚と多めです。
ギャラリーさんがなんとギャラリーの常連さんに送っていただけるとのことで、200枚。
ソニーストア大阪 100枚。ソニーストア名古屋 100枚。その他グループメンバーに分配して配布しました。

と、こんな感じです。
拡散にご協力いただいた関係者の方々、本当にありがとうございました。

DMを印刷いただいた会社

印刷の通販 グラフィック
https://www.graphic.jp/

データ入稿時ちょっとした不備があったにもかかわらず、予定よりちょっと早めに送っていただきました。
サポートも丁寧な対応をいただき助かりました。

写真(必須)

3ヶ月前には出展作品を決めておきたい

写真展の3ヶ月ほど前には出展作品を決めておいたほうが良いでしょう。印刷サイズも。
同じ時期に注文もしておきたいところ。例えば発注ミスや受注ミスなどで予期せぬ遅れが出たときに期間ギリギリの発注だと展覧会に間に合わないからです。

また、色味が違うなどクオリティ面で修正が必要となった時はデータ修正とプリント再発注の時間がかかります。
それを防ぐためにも3ヶ月ほど前に出展作品は決めておいたほうが良いでしょう。

  • 出展枚数
  • 出展作品
  • 出力サイズ

この3点を決めておきます。

写真のサイズは展示スペースと展示枚数・そして見る人の距離感をもとに決めると良いでしょう。
ちなみに大きいサイズにプリントすると解像度が下がるかもしれませんが、それほど近づいて見ない場合は少々解像度が低くても問題ありません。街中で見かけるポスターもよく見ると荒いものがあります。

写真を印刷した業者

クリエイト:富士フイルムが運営するプロラボサービス
http://www.prolab-create.jp/

プリントの質が良いです。
色味は濃いめなのではっきりとした色味が好きという方にオススメ。
プロラボというから値段もそれなりか…?と思ったらそうでもなく、カメラのキタムラなどとあまり変わりません。

スタッフの方の対応も丁寧にしていただきました。クオリティも高いですが、注文してから手元に届くまでのスピードも早いですね。

プリントした写真

  • サイズ:A3ノビ
  • 出力:マット
  • 木製パネル加工

キャプション

キャプション解説

グループ展示なので、作品タイトルのほかに撮影者と展示テーマを紹介するキャプションをB5サイズで作成しました。
要素は「名前」「展示テーマ」「展示説明」の3つです。その他には「自己紹介」や「SNSのアドレスまたはQRコード」などをつけてもいいかもしれませんね。

もっとも大きい文字にするところは一番訴求したいものです。撮影者を推し出したい時は撮影者の名前、展示テーマを推し出したい場合は展示テーマを書きます。これは来場者が何を目的にしてくるか?ということを考えて決めるといいでしょう。
今回の場合は撮影者の写真を見たいという人が多く来場するかな?というのを考えたので、撮影者の名前をもっとも大きくしました。

タイトル系と文章をゾーンでわけると余白があっても気にならないレイアウトになります。文章が短かったり、ほとんどない場合でも大丈夫です。
意外とキャプションのレイアウトは迷うかと思いますので、そんな時は参考にしていただければ嬉しいです。

キャプションはAdobe Illustrator CS6 で作成しました。
データはPDFにして、プリントはコンビニのプリントサービス(白黒)でOKです。

キャプションや挨拶文などは、ハレパネに貼ると良いです。
キャプションのサイズが小さい場合は大きいハレパネに複数枚貼って、そこから切り出していくと無駄なく使うことができます。

フォトブック(結構時間がかかります)

1ヶ月以上前から製作していないと間に合わない

今回、40枚の写真を使ったフォトブックにしました。
フォトブックを作る時は

  • テーマ
  • 何ページにするか
  • サイズ
  • 写真の候補

この4つのことを決定する必要があります。
レイアウトはそのあとですね。

フォトブックの製作は1ヶ月ほど見ておいたほうが良いでしょう。特に普段仕事をされている場合は週休2日としたら作業できる日数は8日。平日はちょっとだけなので計画的に行わないと時間がたりません。
ページいっぱいに写真だけを配置する場合は製作時間はそれほどいらないですが、文章を入れたり1ページ内に複数の写真をレイアウトしているとかなり時間がかかります。

フォトブックを注文した業者

Mybookの良さはなんといっても品質の良さです。
プリントのクオリティが高いので、失敗することはまずありません。
専用のソフトで簡単にレイアウトできるのもありがたいですね。作成したフォトブックはファイル保存できるので、いつでも再注文できます。

  • サイズ:140Y(187mm * 140mm)
  • カバー:ソフトカバー
  • ページ数:40
  • 出力:ラミつや消し

家でも気軽に読めるサイズにしました。

ポストカード(自分売り出し用)

自分の作品をアピールしたり、自分自身をアピールするのであればポストカードは有効です。
名刺よりも持ち帰られやすいです。

表は写真、裏は連絡先や自己紹介文などにしておくと良いですね。
ポストカードは意外と自宅で飾るという人も多いです。
また、販売でもポストカードは比較的安価なため、売れやすいです。

ポストカードをプリントした業者

ビスタプリント
https://www.vistaprint.jp/

ハガキ A6 光沢仕上げ 裏面白黒印刷
250枚

ビスタプリントのポストカードの仕上げは綺麗です。しっかりした作りなのでオススメ。

ポストカードはカラーボックスの上に置いた

フォトブックやポストカードはこのようなカラーボックスの上に置いておくことができます。
また、カラーボックスは下の棚に補充用のポストカードを入れておくこともできるので便利ですよ。

スケジュール表を作ると良い

写真展を開催するとなったらスケジュール表をつくっておきましょう。
エクセルシートを使って作成しました。

項目はカテゴリをだんだん細分化しながら作っていくと考えやすいです。
例えば、展示で必要なものは展示写真とブックなど写真以外の展示物があります。その中で展示写真に対して必要なのはプリント発注やキャプションなどが必要になってくるという考えができます。写真展によって必要なものは変わってきます。

  • 理想は口頭説明なしでも見た人が何をいつまでにすべきかわかるスケジュール表

この表は口頭説明した部分もあるので、もっと良いスケジュール表の作り方があるかもしれませんが、とりあえず写真展で必要なものは何があったか参考になれば嬉しいです。

設営

人の流れを作る

一般的には人は左回りで進みやすいと言われていますが、展示のレイアウトは左右どちら周りでもよく、人がまわりやすいようなルートを作るというのが良いです。むしろレイアウトによって人の周るルートを決めるぐらいの勢いが良いですね。

レイアウトの例

これは最初にしたレイアウトです。左回りを想定して、キャプション→展示写真→フォトブック→キャプション→展示写真というふうにしましたが、これではたくさんの人が来た時に人だかりができてしまう可能性があります。後ろに仕えている人たちは順番通りに見ることができないので、展示写真を飛ばされてしまいます。

フォトブックを中央に寄せることで、人の流れをある程度制限できるようになりました。
真ん中に何もないと、展示スペースでも自由に動きすぎて見る順番がバラバラになってしまうことも多いようでした。

このように実際の展示の様子を見ながら、その都度レイアウトを変えていくと良いです。写真展のレイアウトに正解はないです。また、来場者数がどれくらいいるかによっても適するレイアウトは変わります。

  • 人の流れは自分で決めてしまう

この後もフォトブックの場所は全員カフェスペースに置いたりと、いろいろレイアウトを変えていきました。

  • 本を開いた時に隣の本と重ならないようにする(特に違う出展者に重ならないように)
  • 本を手に取りやすいように小物で少し浮かす

上記のようなことを意識しながら最終的にはこのような感じとなりました。

ライティングで簡易レタッチ

ライティングは実際の展示会場で最後に行える簡易的なレタッチと考えると良いです。
展示する写真は、必ず見せたい訴求ポイントがあると思うので、そこをライトで照らして強調することができます。反対に見せたくないところがある場合は、別の場所にライトを当ててそっちへ目が向かないようにすると良いでしょう。

上から照らす時はキャプションなどが、影に入ってしまわないように注意しましょう。
キャプションと展示写真が近すぎる場合は、ライティングを再調整するのではなく、キャプションを影の位置合わせると良いです。

  • ライティングで写真の印象がかなり変わります

在廊

積極的に話しかけるほうが良い

展示会場までわざわざ足を運んでくれる人は、自分の写真に興味を持ってくれる方々です。
写真を生で見てもらい、そのコメントをすぐにいただける機会は早々ないので、見にきてもらった人にはお声がけをしていくと良いでしょう。

声をかける時は「こんにちは」ぐらいの挨拶で良いです。ついでにポストカードも渡すとそこから話をするきっかけになるので、あらかじめ用意しておくと良いです。

見にきてくれた人も、自分の写真を見ている人に対して話しかけても、基本的にいやな顔はされないです。逆に写真に関して質問されることが多いですね。
また、声かけしてもあまり話したくなさそうな雰囲気だったらさっと会話を切り上げると良いです。

  • 話しかけられて嫌そうな人はほとんどいなかった
  • ポストカードがあると話しかけるきっかけになる

できるだけ身内感を出さない

写真展に友人知人が来てくれると嬉しいですね。
久しぶりに顔を合わせる友人が来てくれた時はつい話し込んでしまうこともあります。少人数ならいいのですが、大人数で写真も見ずに何時間も居座ってしまうと、他に来てくれた人が写真を見れないというケースもあるので、そうならないように気をつけたほうがいいです。

身内だけでワイワイしたい場合は、少し場所を変えるとか、時間を変えるとかそういったことが必要となります。

  • 来場者に気を遣いさせるようなことをしない

まとめ

写真展をすると、自分の写真に対して様々な意見を聞くことができます。リアルだとオンライン上だけではなかなかできない深い話もできるので貴重な機会となります。

同時に写真をプリントすると、ディスプレイで見る写真とはまた違った発見ができます。写真で仕事をしたいという人も写真展がきっかけで仕事を貰えたり、お客さんになってくれたりします。
単に自分の写真を見てもらい、アピールするだけの場所ではなく、いろいろなことを受け取る側にもなります。

グループで展覧会を行うと場所代は割り勘になり、コストが安く押さえられるので、写真展はお金がかかってしまうなと懸念されている方でも開催しやすいです。

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