こんにちは、Yutoです。先日ホワイトミストNo.1が発売されましたね。実はその少し前からブラックミストNo.05を使っていたので今回撮り比べをしてみました。
ブラックミストの良いところは夜景を淡く霧がかったような描写にすることができ、フィルターのキャッチフレーズにもあるように映画のワンシーンのようなエフェクトをえることができます。これはポートレートでも絶大な効果を発揮しており、コントラストの強い光環境のもとでもモデルの肌のディテールを潰さず明るいところも暗いところもしっかり描写できることが魅力です。
そんな中、発売されたホワイトミスト。キャッチフレーズはオールドレンズの描写のようにとあります。ブラックミストと同じように淡い描写となるものの、電灯など光源になるもののかすみはあまりないそうです。
光源がぼわっとなることに関しては良いなと思う部分と、ここではいらないなと思う部分があったので、光環境に応じてこれら2つを使いこなすことができれば、表現幅が広がりそうです。
この記事では同じような被写体にフィルター未使用・ブラックミストNo.5・ホワイトミストNo.1で撮り比べた写真と、撮り比べてはいませんがそれぞれのフィルターを使って撮った写真を掲載していきます。
フィルター有無で撮り比べ
フィルター未使用 // ブラックミストNo.05 // ホワイトミストNo.1
スマホは画像スライドで比較できます
太陽を入れた撮影ではホワイトミストの光源の拡散効果がなだらかになっていることがわかります。またホワイトミストはブラックミストに対してシャドウ部を淡くする効果があるので森も明るくなっていることがわかります。
フィルター未使用 // ブラックミストNo.05 // ホワイトミストNo.1
スマホは画像スライドで比較できます
ブラックミスト、ホワイトミストともにハイライトとシャドウのコントラストを淡くします。ホワイトミストはシャドウのコントラストをより淡くする効果があり、ブラックミストは光源をにじませるような効果があります。
ブラックミストフィルターを使った作品
ブラックミストは晴天下でポートレートを撮る時に活躍します。具体的には顔に光と陰ができて強いコントラストができている時ですが、ブラックミストを使うことで光を柔らかくしてくれます。
そのためコントラストが高いところでも顔のディテールをはっきり出すことができます。ふわっとした描写が魅力的です。
花衣団体LunaFleuge Instagram
木漏れ日を使ったポートレートは明暗差が強く階調表現が難しいですが、ブラックミストで淡くすることにより滑らかな仕上がりができました。
ホワイトミストフィルターを使った作品
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反逆光だとふわっと明るくなるような描写が特徴的で、オールドレンズらしい写りですね。
レンズ自体は現行のものなのでピントはしっかり合ってます。新旧のおいしいとこどりができるフィルターですね。
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どちらもホワイトミストNo.1を使用した写真です。
似たような状況でも光源をしっかり入れるか入れないかで驚きの違いがあります。ゴーストの出かたがたまりませんね。
太陽がぼわっとした光になっているのが印象的です。レトロさを感じるような仕上がりにするとさらに雰囲気が良くなりました。
フレアの拡散がわかりやすい1枚です。
フィルターがついていなければ右上がこれほどぼわっとなることはまずありません。古い街並みを撮るのが面白くなりそうです。
まとめ
ブラックミスト、ホワイトミストは光環境や求める仕上がり次第によって使い分けます。
ブラックミストはコントラストを淡くし、光源をにじませる効果があります。デジタルカメラのパキっとしたイメージを残しつつ階調を滑らかにする感じですね。
ホワイトミストはコントラストを淡くし、シャドウ部はブラックミストより淡くします。オールドレンズのような描写にしつつも最新レンズならではの解像度は残しておくという感じですね。
個人的には日中ポートレートやスナップの時はブラックミスト、フレアやゴーストが欲しい場合はホワイトミストを使い、夜景はホワイトミストが基本使用で光源をにじませたい時はブラックミストにするといった使い分けを考えています。
ただしどちらも2022年10〜11月に購入したものなので、今後使っていくうちに考えが変わっていくかもしれません。数ヶ月ほど様子を見てから作例の追加とともに更新していくことができればと思います。