こんにちは、Yutoです。
最近、50mm単焦点レンズにホワイトミストフィルターをつけっぱなしです。
理由はタイトル通り、撒き餌レンズが神レンズになるからなんですが、その理由としては
- 身近なところでエモい写真が撮りやすい
- レンズもフィルターも比較的安い
なんですよね。
これはオールドレンズのような描写になる…つまりコントラストが淡くなり、ちょっと曇りがかったような写真が撮れることになって、ノスタルジーを感じる写真やレトロな雰囲気が現れます。
高解像度化がどんどん進む中で、逆に解像度を低くするような時代に逆行したフィルターとなりますが、これから紹介する写真とは非常に相性が良く、日常的にスナップをするうえであったほうがより写真を楽しくできる一品だと感じました。
ホワイトミストをつけた時の特徴は3つ。
- フレアが大きく出る
- オールドレンズっぽいゴーストが出る
- シャドウ部が明るくなり淡い描写となる
実際に作例も用意しました。
フレアとゴーストがとにかくエモい。
現代レンズではなかなか出せないゴースト。
かつては邪魔な存在でしかなかっただったそうです。
田舎暮らしなら子供の頃にこういうところへ虫とか取りにいきましたね?というところ
左からのフレアがまどろみを感じさせ、過去の記憶を探っているようになりました。
とにかく田舎風景を撮ることが楽しくてしかたない。
現像時に淡い仕上がりにしていますが、順光の時はパキッとしたコントラストになります。
もちろん街を撮るのも楽しい。
単焦点ならではのボケ感と、ホワイトミストならではの大きなフレアの組み合わせが良いです。
THE 日常な場所で1枚。
フレアとゴーストのおかげで幻想的になりました。
現代レンズならではの解像感や単焦点レンズならではのボケ感は残るので、オールドレンズと合わせておいしいとこどりができているのが今回のレンズとフィルターの組み合わせです。
ただ置いてあるだけの自転車がかっこいい。
横断歩道の歩行者がただ渡っているだけなのになぜか映画っぽい。
…という感じで、ノスタルジーを感じる写真や、オールドレンズのような描写、映画のような写真を撮りたい時に重宝してます。
思えば、12年前に写真をはじめた時から、何気ないところで心揺さぶられるような写真が撮れないかなぁとずっと考えていました。
自分自身が育ってきたところでは、近場に壮大な絶景というものがそれほどなかったことや、シャッターボタンさえ押せば、自分の家ですら写真にできてしまうという感動が大きかったので、身近なものをより良く撮りたいという気持ちが強かったのです。
とはいうものの最初は風景写真から入りましたが、身近なところで写真を撮りたい気持ちが強くなってくるとスナップを撮ってみたり、それに応じて写真の仕上げ方を工夫したりしていました。それだけでも自分の理想に近いことが表現できていましたが、ホワイトミストが加わわってからはより手軽に、そして以前よりもさらに理想に近づきました。
- 身近なところでエモい写真を撮りたい
- オールドレンズの描写に興味はあるがオールドレンズの不便さは求めていない
- コスパ良い機材を探している
これらに当てはまる人は一度検討してみてはいかがでしょうか。
特に50mmF1.8レンズを持っている人はフィルターだけ調達すれば良いので、さらにハードルは下がると思います。