こんにちは、Yutoです。
三重県伊勢市に遊郭として建てられた建物が現役で旅館として使われている
撮影時期は12月。天候は曇り。時間は17:30〜19:00ぐらいです。
古市の街並(麻吉旅館)
古市の麻吉旅館(あさきちりょかん)がまるで千と千尋の神隠しに出てくる世界観
昔ながらの建屋と提灯が魅力的ですね。
かつての伊勢は江戸:吉原・大阪:新町・京都:新町と並ぶ日本五大遊郭のひとつとして栄えていました。
伊勢は伊勢神宮参拝後の精進落としと呼ばれる遊郭に繰り出すことが流行っていたんだそうです。
精進落としというのは、伊勢神宮を参拝するまでは精進潔斎(肉・飲酒・性行為などをしない)をし、参拝後にそれらを解禁するということです。
かんたんに言うと大事な仕事の後に思いっきりハメを外して遊ぶというイメージですね。
建屋が古いだけでなく、京都の清水寺と同じように斜面に建物が立ち並んでいるのも魅力的です。
ここは再建されたものではなく、当時の建物をずっと改修し続けながら現在も旅館として使われています。
妖艶な雰囲気が残っており、タイムスリップしたかのような雰囲気を楽しめました。
駐車場から麻吉旅館までの雰囲気も独特
五十鈴川駅に近い駐車場。
駐車料金は前払い制です。
平日は300円・休日祝日は400円(2022年1月現在)です。
近鉄の線路の下をくぐっていきます。
不気味そうに見えますが、このトンネルは結構明るくて安心です。
このトンネルがまた異世界へ連れていってくれるような雰囲気があっていいですね。
トンネルを出て丘を上がっていきます。
ここもアニメっぽい光景ですね。
丘×カーブ×線路は良いセットです。
麻吉旅館の下までやってきました。
もうほぼ散ったモミジがわずかに残っています。
河崎の街並
レトロさが魅力的
河崎は町家や蔵が残っているエリアです。
道も白線などがないため、周りの雰囲気とマッチした感じになっていて良いですね。伊勢の町並みにナチュラルな魅力を感じるのは道の整備が上手いからだと思ってます。
すでに時間も遅く、やっているお店も少なかったので暗め。手持ちだとちょっと厳しい撮影でした。
電球の明かりが良い感じです。
町家の明かりと電灯の明かりは相性が良いですね。ほっとする情景です。
撮影に使った機材
基本的には夜スナップは単焦点レンズを使えば手持ちで撮影できます。
特に35mmより広角のレンズであれば手持ち撮影がしやすいです。
ただし、あまりにも電灯が少なかったり、天気が曇りあるいは月が出ていないなど、暗い条件では手持ち撮影では暗部の質感がノイジーになる可能性があります。
ということもあって、今回の撮影記の写真は暗めの仕上がりになりました。
まとめ
伊勢はレトロな街並みが残っている部分が多く、撮りがいがあると感じました。
「三重撮影記#006 伊勢の夜景がアニメちっくで幻想的だった」でもレトロな場所をいかに切り取るかが魅力を伝えられるのではないかと感じました。
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