こんにちは、Yutoです。
大阪の都心であり玄関口でもある梅田。日本でも有数の高層ビル郡を要しており、まさに大都市であるといえます。僕自身も大阪といえば梅田でスナップ撮影、ということで数年前から撮り歩くようになりました。今でも大阪でスナップといえば梅田は真っ先に候補地として上がってきます。
大阪(梅田)駅から南北のエリアに見所が多く、北は中津、南は淀屋橋まで歩いてスナップを楽しむことが多いです。この記事では実際に撮った写真と考えていたことを紹介していきます。中には夜撮影やシャッタースピードを長くしたものもありますが、三脚を使わずすべて手持ちで撮っています。
梅田のオブジェで色合わせ
阪急梅田の側にある梅田のオブジェがあるところで、何か撮れないかなと思っていたら白と赤の服装の人が歩いてきたので慌てて撮影しました。「そのまままっすぐ進んでいって間違っても左に行かないでください>人<」とお願いしながらカメラを構えて撮影。なんとかオブジェと通行人を同じ画面に収めることができました。
浮くタイプの電話ボックス
街中では反射を使うことで、何気ない被写体がおもしろくなります。例えばこの電話ボックスは磨かれた石に反射しているところを撮ることでまるで浮いているかのように撮ることができました。ビルなど他のものも映り込むことによって電話ボックスが目立たなくなってしまわないようにできるだけ電話ボックスを大きく写しつつ、他の被写体を可能な限りカットします。
リフレクション1
大きなビルを反射させて画面いっぱい埋まるようにしました。背景がシンプルであるためできるだけシンプルな写真に仕上げたいと思い、人通りが多い場所なので人が減ったタイミングまで待って撮影。二人組がまるで真ん中に吸い込まれていくかのような写真が撮れました。
リフレクション2
ガラス越しのエスカレーターを撮影しました。ガラスには手前の地面と人が映り込んでいるところでシャッターを切り、並行世界があるかのような不思議な写真が撮れました。エスカレーターがグラデーションのように薄くなって地面に溶け込むように見えるのも、ここで面白いなと感じたところです。
リフレクション3
雨上がり直後にできた水溜りでリフレクションを狙って撮影しました。この状況で黒髪じゃない人が通ってくれるほどの好条件は滅多になさそうです。あっちを向いていることでより金色の髪が目立っているのが良いですね。
リフレクション4
ちょっと面白い反射をするところ見つけたので撮影。反射しているところとそうでないところに人や車がうまく入ることで異空間から突如現れたかのような写真が撮れます。
シルエット1
自分の中でシルエットって真昼間の街中でも撮れるのかということが明確になった1枚です。手前は影で奥には光が当たっているため明暗差が強いので、明るいほうに露出を合わせればシルエット写真となります。こういったところを他の場所でも見つけることができれば、いつでもシルエットが撮れるなという気付きとなりました。
残念ながらこの場所で同じような写真はもう撮れなくなってしまいました。
シルエット2
梅田は広いスペースが多いので夕方になると影が伸びた写真を撮れる場所が多いです。季節にもよりますが日没の1〜2時間前ぐらいがオススメです。影の長さはすぐに変わっていくのでシャッターチャンス自体は十数分程度と短めです。
カップルが仲良さそうに手を繋いで歩いていくシルエットがあったのですかさず撮影しました。
シルエット夕景
帰宅ラッシュのワンシーンを切り取った1枚です。建物の隙間から太陽が綺麗にさしこむことで影が伸びてきているのが美しい光景となっていました。できるだけ双方向から人がやってくるタイミングを狙ってシャッターを切りました。
ぽつんと通行人1
梅田は少なくとも2027年ごろまではどこかで工事をしています。写真のような白い壁は工事現場のものです。影が綺麗に出たり青空とのコントラストが綺麗なので結構この壁が好きです。快晴の日に赤い服を着た人が歩いており、青と白に加え赤がワンポイントで入りコントラストが綺麗になりました。
ぽつんと通行人2
穴のあるオブジェの裏側から撮影したものです。この穴に人が入ればおもしろそうと思ったので、少し待って人が来たタイミングで撮影しました。歩幅が大きく颯爽と歩いている人だったためかシルエットも勢いがある形となりました。
ぽつんと通行人3
たまたま後ろのビルと同系色の通行人がいたので撮影。何か構図に一工夫したかったので、街灯を真ん中に置いて画面を二分割しました。この構図、実はスーパーファミコンの格闘ゲームからヒントを得たものです。写真を撮るうえでかつてプレイしたゲームや映画、ドラマや漫画の影響は大きいなと改めて感じました。
ぽつんと通行人4
高橋一生さんとの相合い傘に入りそうな場所で、寄り添っている高橋さんに対しまったく興味のなさそうな男性との組み合わせが面白いと感じて撮りました。
ぽつんとビル
大きなビルに囲まれたビルがぽつんと1棟建っていました。周りが暗めな色に対しこのビルは明るい色で対比がよく効いていました。雨が降っており薄暗い日で光も柔らかかったため、普段より一層このビルの存在感が強くなっていました。
後ろにあるのは2022年3月に完成した梅田ガーデンレジデンスでなんと地上56階建てで大阪の中で最も高い部類のタワーマンションです。
同じパターンの中に1つだけ違うものを入れる
四角い窓が規則正しく並ぶ1つに、信号の警報機を重ねてアクセントにしてみました。ちなみにこの写真はいきなり撮れるものではなく、かつてこういうビルを撮った時になんとなく光が綺麗だったことを思い出して撮ったことがきっかけとなり、今回はプラスアルファで何かをアクセントにできると面白いなと思い撮ることができました。
そういった意味ではスナップは経験値とインプットがかなり重要な要素の1つとなってきます。
人の動き1
シャッタースピードを長くして人の動きを表現しました。手振れ補正を効かせたうえでしっかり脇をしめ呼吸を止めて撮れば、1秒程度なら手持ちでもいけます。呼吸を止めすぎて酸欠にならないように注意する必要があります 笑
人の動き2
梅田は人通りが多いので先にも紹介したようにシャッタースピードを遅くして人の流れや電車の動きを表現することができます。うっかりカメラを落として車や通行人に当たると大事故につながるので首からカメラをかけて落とさないようにして撮ります。
ぐるぐる1
シャッターを開けている時にカメラを回すことで中心を軸に回っているような写真を撮ることができます。黄色の照明が多い中、黄色いタクシーがいたのですかさず回しました。この場所に黄色いタクシーが来ることは少なく、珍しい1枚となりました。
ぐるぐる2
梅田にある名所といえば梅田スカイビルは代表的なところです。大きな門のような構造になっているビルが特徴的で真下にいくと展望台まで吹き抜けになっていることがわかります。この下でカメラを回せばシンメトリーの綺麗なぐるぐるが撮れそうと思いやってみました。
スカイビル展望台1
梅田スカイビルの展望台に登ってみます。ユニークな形をしているのが特徴で、展望台へのエレベータを降りると近未来的な空間に出ます。そこで見た光加減が綺麗だったので1枚。奥にたくさんの人々がいることが、この展望台の人気っぷりをあらわしてます。
スカイビル展望台2
屋上展望台に出てみました。本来ならばここから梅田の高層ビル郡や淀川を見渡すことができますが、実は内側も見どころがあって吹き抜けを見下ろすこともできます。円をしっかり入れたかったので超広角レンズを使っています。宇宙船のようなフォルムと照明がカッコイイですね。
梅田新歩道橋
夜になるとゴールドに輝きます。結構おもしろい写真が撮れそうな場所なので何かないかと狙っていたら人同士の感覚がほぼ等間隔だったのでシャッターを切りました。夜ですが比較的明るい場所ということもあり単焦点レンズであれば日中のスナップと同じような感覚で撮ることができます。
懐かしさを感じる記録写真
旧阪神百貨店
阪神百貨店が建て替えられる前の写真が出てきたので載せておきます。今見返すと結構無機質でオフィスビルのようですね。当時は百貨店として違和感なく見ていましたが、かなり古い建物だったと思うのでその当時から比べると今は建築の表現幅もかなり広がってそうです。
103系
幼少の頃、図鑑で見たなというタイプの車両が走っていたころの写真です。2016年撮影ですね。昭和時代のメイン通勤電車の1つとして全国で活躍していた車両のようです。
貨物列車 *地下化により撮影不可となりました
うめきた再開発が進む中でかつての梅田貨物線は地下化してしまいました。
それまでは都心の真ん中を走っていた貨物列車が地下に潜ってしまい今では見れなくなった光景の1つです。
まとめ
改めてまとめると、やはり梅田はスナップが面白いところだなぁと感じます。
光と陰や、リフレクションを使った様々な撮影が楽しめます。
また、今後も再開発が進みどんどん表情が変わっていく街であり、その時しか撮れないような場所も多いと思うので積極的に撮影し、記録も残していけたらなと思います。
大阪は梅田以外にも淀屋橋や本町などにオフィス街が広がっており、スタイリッシュでクールな写真を撮ることができます。
撮影に使用した機材
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