こんにちは、Yutoです。
僕の友人で写真だけで生きている人がいます。
彼の名は「北村 佑介」といいます。
花をメインに撮影しています。
ふわっとした写真のスタイルに名前がついているらしくドリーミーフォトと呼んでいます。
実は写真をはじめた初期のころからお互い知り合ってそれなりに付き合いも長く、住んでいる場所が近かった時期もあったことから、よく一緒に撮影にも行ったりしてました。
なのでInstagramのギャラリーに並んでいる写真の何枚かは一緒に撮りにいった時のものもあります。
一体どこでどうしたらそう撮れるのか不思議でしたが…笑
そんな北村 佑介氏なのですが、2016年ぐらいから写真教室を行ってかれこれ4年ぐらい続けてるようです。
普段の写真教室は東京で開催されることが多いのですが、今回は大阪万博記念公園で開催するということを聞いて僕も参加してきました。
側目で見ているだけではさっぱりわからなかった花の撮り方が、どんなものなのだろうかということを知れるだけでドキがムネムネします。
写真教室に参加する前後の比較写真
写真教室に参加前と後で明らかにクオリティが変わったのがわかりますかね?
この写真、実は教室がはじまる5分前とはじまってから15分後ぐらいに撮った写真です。撮って出しです。
どちらも同じ機材(Nikon D750 + TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macro 1:1 272Nll)で撮っています。
写真教室がはじまった
簡単な挨拶と撮り方の概要みたいな感じのが5〜10分ほどあります。
でまぁ、実際に撮る場所へと移動します。
といっても万博記念公園内の本当に一部分だけなのではぐれるとかいったことはないです。
ちなみに万博記念公園の花の丘というところで撮っていました。
講座1:まずは背景のぼかし方から学ぶ
最初はドリーミーフォトの最も基本的な部分となる背景のぼかし方と世界観の作り方です。
正直これが一番驚いたかも。
とりあえずちょっと説明を聞いて1枚目に撮った写真です。
キバナコスモスどーん!
なんだ花に近寄って背景ぼかしただけでしょ?と思われる方もいるかもしれませんが、この背景を作り込むのが大変なのです。
やっていることは複雑なことではありません。
そのかわりこうなる背景に気付けるかどうかで差がかなりつきますね。
さすがに写真教室内での解説は記事内やコメントでは出せないのでご了承ください。
撮って出しでこのクオリティになってしまうのはすごいですね。
後で現像処理したのがこちらになります。
元から整っている写真だったので現像も自分がイメージするものに簡単にできました。
講座2:前ボケを入れて撮影
前ボケという言葉自体はわりとメジャーな言葉なので聞いたことがある、あるいはやったことがあるという方も多いかもしれません。
しかし前ボケを効果的に活用する方法や条件を具体的に事細かく教えてくれるところは早々ないかと思います。
色々な要素がからみあってはじめてマッチする前ボケ撮影。
これを知っているだけで上達の近道になります。
ちなみに教えてもらった条件をおおよそ達成できたであろう写真がこちら。
小さなコスモスが2輪かわいらしい感じで咲いていました。
なんでしょうね、花はずっと見ていても疲れないところが良いですね。
講座3:フレアを入れて撮影
逆光写真を撮ろうとするとなにかと邪魔になるのがフレア。
だから最近のレンズはできるだけフレアを抑えられるような設計になっているものも多いです。
特に風景写真ではフレアが出ないほうが良いことが多いです。
しかしながら今回はそのお邪魔虫であるフレアが写真の雰囲気をぐっと優しいものにしてくれます。
フレアを入れて撮った写真がこちら。
この写真は使っているレンズによってもかなり差が出ます。
TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macro 1:1 272Nllは逆光耐性があまりなく、太陽の方向へレンズを向けるとすぐにふわっとフレアが出てきます。
先生と機材を合わせると上達しやすい
写真教室に行く時は、先生と同じ機材のほうが上達します。
理由としては、教室中に先生と同じ写真が撮れるので、教えてもらったことを100%自分に取り込むことができるんですね。
また、教える側も自分と同じ機材を使っていることで、ものすごく教えやすいのです。
なぜなら、自分が撮っている感覚をそのまま受講者に伝えれば良いからです。
機材が違うとどうしても自分が撮っている感覚とズレが出てしまいます。
受講者側から見ても、機材が同じであれば先生と同じ写真が撮れるはずなので、先生と写真が違う場合、どこが違うのだろうということを見直しやすいです。
必ずカメラまで一緒にしなければならないということではありません。
使っているカメラメーカーが違っていればレンズだけでも同じようなものにすると良いです。
レンズだけでも同じにするというのがポイントです。
例えば、ドリーミーフォトでは135mmを使うのが主流です。
そこに50mmや90mmのレンズを持っていくと同じような写真は撮れないんですね。花畑は立ち入れるところが少ないので、畑の奥のほうにある花はどうしても先生の写真と大きく違ってきます。
そうすると、せっかく撮影のコツを教えてもらっているのに実践できないというデメリットがあるのです。
- せめて焦点距離が同じレンズを持っていく
これが僕が感じたことです。
僕は135mmのレンズを持っていないので、90mmのレンズを持っていってしまいました。
よくボケるレンズなのでそれなりに撮れます。
だからドリーミーフォト自体を楽しむことはできました。
しかし、花畑の奥にある花はどうしても同じようには撮れないのです。
だからすごく歯がゆい思いをしたことは覚えていますね。
それではドリーミーフォトのオススメレンズを紹介します。
ドリーミーフォト オススメ機材
ボケを活かした写真であるため、フルサイズカメラがオススメです。
先生自身はキヤノン6Dを使っていた過去があり、現在はソニーα7IIIを使っているため、ドリーミーフォトに憧れて、これからカメラをはじめるよという人は以下の機材組み合わせがオススメ。
- Sony α7III + FE 24mm F135 F1.8 GM
ちょっと値段が高いなという人はSIGMAがソニー向けに135mmレンズを出しているので、そちらも検討してみてはいかがでしょうか。
ソニー純正レンズとの価格差は7万円ほど安くなっています。
α7IIIと合わせて購入しても30万円前後(2020年8月現在Amazon価格)となります。
描写力は純正とほとんど変わりません。
レンズ質量はシグマのほうが重たいです(シグマ1230g, ソニー950g)
ソニー Eマウント
キヤノン EFマウント
ニコン Fマウント
費用を安く抑えたい方に
サムヤンのレンズは安いことで知られています。
ペンタックスKマウントや、フジXマウントでも135mmが使えるので、自分の使っているカメラで純正やシグマから135mmレンズが出ていない場合でもOKです。
買うのが高すぎると感じた人はレンタルするのも良いかも
Rentioでレンタルすると3泊4日が25,800円です。
普段週休2日の人であれば教室で1日、次の日復習として1日使って返却という感じになりますね。
最短で2〜3日で借りれるので、とりあえず試してみたいという方にオススメです。
Rentioでは他のレンズもレンタルできます。
まとめ
友人だからとかヒイキしているわけではなく、素直に思ったことを書いておきます。
この写真教室に参加すれば写真が上手になるのは間違いないと思います。
花を撮りたい人は知っておきたいことがもりだくさんだし、花は普段あまり撮らないという方でも他のことに応用して撮ることができます。
写真というものは正解がありません。
なので別にこの写真教室で得られることを知っていなければ上達しないことではないです。
ただし撮り方の引き出しがあればあるほど色々なモノを豊富に表現する撮影ができます。
撮影の引き出しを増やすという意味でも彼の写真教室に参加して良かったなと思いました。
写真教室の開催について
写真教室の開催は基本的に彼のSNSで告知されています。
基本的には東京で平日・休日問わずわりといつでも開催されています。
教室への参加料金・開催場所・日時などはその都度異なりますので、参加したい写真教室の記事をご確認ください。
写真教室の情報は以下のリンク先より確認できます。
本も出版されているのでこちらも合わせてどうぞ!
100枚以上のドリーミーな写真がつまってて、作品集のような感じになっています。